【比較】ストロングゼロはやばい?度数を避けてほろよいにすると糖類32g

ストロングゼロはやばい?無地の缶とレモン入りのグラスを前に驚くナナと微笑むセイジのアイキャッチ

コンビニやスーパーで手軽に買える、サントリーの「-196 ストロングゼロ」。アルコール分9%(アルコール度数9度)で、甘くないのにレモンの味がしっかりしたチューハイです。「ストゼロ」と略されることもある、いわゆるストロング系チューハイの代表です。

一方で、「ストロングゼロはやばい」「飲み続けると脳が溶ける」という話を耳にして、度数の低い甘いチューハイに替えようか迷っている方もいるかもしれません。

ストロングゼロでこんなお悩みありませんか
  • 1缶でどれくらい酔うのか知りたい
  • 「脳が溶ける」は本当なのか気になる
  • 甘味料が体に悪くないか不安
  • 度数の低いお酒に替えるべきか迷う

そこで、サントリー公式の栄養成分一覧と、厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」をもとに、ストロングゼロと同じサントリーの度数の低いチューハイを並べてみました。

結果、度数を避けてほろよい〈白いサワー〉にすると、1缶の糖類は0gから31.7gになることが分かりました。同じアルコール量まで飲むと、カロリーは約3倍です。

度数が低いほうが、体にやさしいと思っていました……。

アルコールは減りますが、別のものが増えるんです。数字で順番に確かめていきましょう。

この記事で確かめること
  • ストロングゼロの原材料と栄養成分
  • 1缶の純アルコール量と国の目安
  • 「脳が溶ける」と言われる理由
  • 度数の低いチューハイとの比較

使う数字は、メーカーの公式表示と国の資料に限りました。まずは、なぜやばいと言われるのかから見ていきます。

目次

ストロングゼロがやばいと言われる理由

飲みやすいから危ない?問題は甘さでなく量、と不安そうなナナと無地の缶とレモン

ストロングゼロは、サントリーの「-196」シリーズのなかで、アルコール分9%の商品です。350ml缶と500ml缶があり、レモンやグレープフルーツなど味もいくつかあります。

「やばい」と言われる理由をたどると、3つに分かれました。度数の高さ、飲みやすさ、そして甘味料です。

どれも、よく聞く話ですね。

1つずつ、数字で見ていきましょう。

アルコール分9%と高い

ストロングゼロのアルコール分は9%です。ビールは5%前後なので、同じ量なら2倍近いアルコールが入っていることになります。

1缶にどれだけアルコールが入っているかは、2章で「純アルコール量」に直して確かめます。

9%は、思ったより高いです。

缶の大きさとかけ算すると、もっと実感がわきますよ。

甘くなく飲みやすい

ストロングゼロは糖類0gで、甘さが控えめです。甘いお酒より食事に合わせやすく、ついごくごく飲めてしまうという声もあります。

飲みやすいことと、アルコールが少ないことはまったく別の話です。度数は缶に書かれているので、飲む前に確かめましょう。

飲みやすいと、何本も飲んでしまいそうです。

そうなんです。だから本数で考えることが大切なんですよ。

甘味料が入っている

原材料には甘味料(アセスルファムK、スクラロース)が入っています。どちらも国が使用を認めた食品添加物です。

甘味料についての詳しい話は、こだわり酒場のレモンサワーの記事で確かめています。この記事では、甘味料よりアルコールの量に注目します。

甘味料より、アルコールが大事なんですね。

量が多いのは、圧倒的にアルコールのほうですからね。

ストロングゼロの原材料と栄養成分

甘くないのにレモン味、中身はウオツカ、と説明するセイジとレモンと無地のびん

ここからは、サントリー公式の栄養成分一覧で、「-196 ストロングゼロ〈ダブルレモン〉」の中身を見ていきます。

結果、100mlあたり純アルコール7.2g、54kcal、糖類0gでした。350ml缶なら純アルコール25.2g、500ml缶なら36gです。

ストロングゼロ〈ダブルレモン〉の原材料と100mlあたりの栄養成分・純アルコール量

500ml缶で36gもあるんですね。

そうなんです。次の章で、国の目安と比べてみましょう。

原材料はレモンとウオツカ

項目ストロングゼロ〈ダブルレモン〉
原材料レモン、ウオツカ(国内製造)
添加物炭酸、酸味料、香料、ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
アルコール分9%
出典:サントリー公式「栄養成分一覧 チューハイ・カクテル」(2026年10月14日確認)

お酒の部分はウオツカです。レモンの味はレモンと香料、甘さは甘味料でつけています。

100mlあたり54kcal・糖類0g

100mlあたりストロングゼロ〈ダブルレモン〉
純アルコール量7.2g
エネルギー54kcal
たんぱく質・脂質0g
炭水化物0.4〜0.9g
糖類0g
食塩相当量0.06〜0.13g
プリン体0mg
出典:サントリー公式「栄養成分一覧 チューハイ・カクテル」

カロリーのほとんどはアルコールからです。糖類は0gなので、甘いチューハイより糖分は少ないと言えます。

1缶の純アルコール量

サイズ純アルコール量エネルギー
350ml缶25.2g189kcal
500ml缶36g270kcal
出典:サントリー公式の100mlあたりの値から計算

純アルコール量は、厚生労働省の計算式「飲む量(ml)×度数÷100×0.8」で出せます。350ml缶なら350×0.09×0.8=25.2gです。

自分でも計算できるんですね。

缶の裏の度数と量があれば、すぐに出せますよ。

1缶の純アルコールは国の目安の何割か

1本なら平気でしょ?女性は1本で超える、と驚くナナとあふれる計量カップ

次は、純アルコール量を国の目安と比べます。厚生労働省の飲酒ガイドラインでは、1日あたり男性40g以上、女性20g以上を「生活習慣病のリスクを高める量」としています。

結果、女性は350ml缶1本で、この量を超えることが分かりました。500ml缶なら男性でも40gの9割です。

ストロングゼロ1缶の純アルコール量と厚生労働省の飲酒の目安の比較

1本で超えてしまうんですね。

そうなんです。だから「1日何本まで」を決めておくことが大切なんですよ。

男性40g・女性20gが目安

純アルコール量ストロングゼロにすると
男性のリスクを高める量1日40g以上350ml缶 約1.6本
女性のリスクを高める量1日20g以上350ml缶 約0.8本
一時多量飲酒1回60g以上500ml缶 約1.7本
出典:厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」、サントリー公式から計算

ガイドラインには、これらの量は「個々人の許容量」ではないとも書かれています。ここまでなら安全、という線ではありません。

病気によってはもっと少ない量から

ガイドラインの表では、高血圧は男女とも少しでも飲めばリスクが上がる、女性の大腸がんは1日20g程度から、などとされています。

つまり、ストロングゼロ1本でも、病気によってはリスクが上がる量です。持病がある方や薬を飲んでいる方は、主治医に相談しましょう。

少しでもリスクが上がる病気もあるんですね。

そうなんです。少なく飲むほど安心、と覚えておきましょう。

「脳が溶ける」は本当?

「脳が溶ける」はたとえの言い方で、脳が本当に溶けるわけではありません。

ただ、ガイドラインには若い人の多量飲酒で「脳の機能が落ちるとのデータがある」と書かれています。強いお酒を一度にたくさん飲むことは、年齢にかかわらず避けたほうがよいでしょう。

たとえでも、気をつけたほうがいいんですね。

言葉に驚くより、量を減らすことが大事ですよ。

度数を避けて替えると糖類が増える

軽いお酒に替えたら?糖類が0gから32gに、と天びんの横に立つナナとセイジ

「9%はこわいから、度数の低いチューハイにしよう」と考える人もいるでしょう。そこで、サントリーの栄養成分一覧から、同じサントリーの度数の低い商品と350ml缶1本で比べました。

結果、ほろよい〈白いサワー〉にすると、アルコールは3分の1になるが、糖類は0gから31.7gになりました。カロリーはほぼ同じです。

ストロングゼロ・-196無糖・-196・ほろよいの350ml1缶あたりの比較

カロリーは、ほとんど変わらないんですか。

アルコールが減った分、糖類が入っているんです。表で見てみましょう。

350ml缶1本で比べると

350ml缶1本度数純アルコールカロリー糖類
ストロングゼロ〈ダブルレモン〉9%25.2g189kcal0g
-196無糖〈ダブルレモン〉7%19.6g147kcal0g
-196〈ダブルレモン〉5%14.0g154kcal10.6g
ほろよい〈白いサワー〉3%8.4g193kcal31.7g
出典:サントリー公式「栄養成分一覧 チューハイ・カクテル」(100mlあたりの値×3.5で計算)

糖類0gのまま度数を下げるなら、-196無糖(7%)が近い選び方です。甘いチューハイに替えると、度数と引きかえに糖類が増えます。

ほろよいは1缶で糖類31.7g

WHO(世界保健機関)は、糖類を総エネルギーの10%未満、1日2,000kcalなら50g未満にすることを勧めています。

ほろよい〈白いサワー〉1缶の31.7gは、その目安の約6割です。ほかの味でも、100mlあたりの糖類は6.82〜9.07gあり、1缶で約24〜32gになります。

お酒で糖類の目安の半分以上なんですね。

甘いお酒は、ジュースに近いと考えるとわかりやすいですよ。

同じアルコール量なら約3倍

ストロングゼロ350ml缶1本と同じ純アルコール25.2gを、ほろよいでとろうとすると3缶です。

純アルコール25.2gにそろえたときのカロリーと糖類の比較

このとき、カロリーは約578kcalで約3倍、糖類は約95gです。度数の低いお酒に替えて本数が増えると、かえって体への負担が増えることもあります。糖質ゼロのお酒でアルコールが増える例は、宝焼酎ハイボールの記事でも確かめています。

本数が増えたら、意味がないんですね。

そうなんです。度数より、1日にとる純アルコールの合計を見ましょう。

ストロングゼロとの上手な付き合い方

やめなくてもいい?小さい缶と水がコツ、と微笑むセイジと無地の缶と水のコップ

最後に、ストロングゼロを飲むときに気をつけたいことをまとめます。度数を下げるより、量と飲み方を決めておくほうが効果的です。

やめなくても、できることがあるんですね。

3つだけ覚えておけば大丈夫ですよ。

350ml缶を選ぶ

500ml缶の純アルコールは36gで、350ml缶なら25.2gです。同じ1本でも、小さい缶にするだけで約3割減らせます。

女性や、お酒に弱い方は、350ml缶1本でもリスクを高める量を超えることを覚えておきましょう。

サイズを変えるだけでも、違うんですね。

いちばん手軽な減らし方ですよ。

水と一緒にゆっくり飲む

ガイドラインでは、一時多量飲酒(1回で純アルコール60g以上)を避けるべきとしています。500ml缶なら2本で超えてしまいます。

飲むときは水やお茶を一緒に用意して、ゆっくり飲むのがおすすめです。空腹で飲むのも避けましょう。

一気に飲まないことが大事なんですね。

そうなんです。時間をかけて、量を決めて飲みましょう。

飲まない日をつくる

毎日飲む習慣があると、1週間の合計が増えていきます。ガイドラインの表も、週あたりの量が基準です。

週に何日か飲まない日をつくると、合計を減らせます。ノンアルコールビールを使う方法もあり、オールフリーの記事で中身を確かめています。

ノンアルコールに替える日をつくるのも、よさそうです。

無理なく続けられる方法を選んでくださいね。

ストロングゼロのよくある質問

脳が溶けるって本当?6つの疑問に答えます、と考えるナナと6つの吹き出し

ここまでの内容をふまえて、ストロングゼロについて多い疑問にまとめて答えます。

気になる質問だけ拾い読みしてください。

ストロングゼロ1本で純アルコールは何gですか

サントリーの表示では、100mlあたり純アルコール7.2gです。350ml缶で25.2g、500ml缶で36gです。

ストロングゼロは1日何本までなら大丈夫ですか

厚生労働省のガイドラインでは、1日あたり男性40g以上、女性20g以上を生活習慣病のリスクを高める量としています。350ml缶なら男性は約1.6本、女性は約0.8本にあたります。

ただし、これは安全な量という意味ではなく、少なければ少ないほどリスクも小さいという考え方です。

ストロングゼロで脳が溶けるのは本当ですか

「脳が溶ける」はたとえの言い方です。ただ、ガイドラインには、若い人の多量飲酒で脳の機能が落ちるとのデータがあると書かれています。

ストロングゼロは太りますか

350ml缶で189kcal、500ml缶で270kcalです。糖類は0gですが、カロリーのほとんどはアルコールから来ています。

度数の低いチューハイのほうが体にいいですか

アルコールは減りますが、甘いチューハイは糖類が増えます。ほろよい〈白いサワー〉は350ml缶1本で糖類31.7gでした。

本数が増えると、アルコールもカロリーも増えるので、1日の合計で考えましょう。

ストロングゼロの甘味料は体に悪いですか

アセスルファムKとスクラロースは、国が使用を認めた食品添加物です。この記事では甘味料よりアルコールの量に注目しました。甘味料の詳しい話は、こだわり酒場のレモンサワーの記事をご覧ください。

ストロングゼロはやばいかのまとめ

度数だけで選ばない、1日の合計を見る、と笑顔のナナとセイジと缶・水・枝豆

ストロングゼロはやばいのかを、サントリーの公式表示と厚生労働省の飲酒ガイドラインで確かめてきました。

答えは「1缶の純アルコールが多いので、本数を決めて飲むことが大切。度数を避けて甘いチューハイにすると、糖類が増える」です。

この記事のポイント
  • 350ml缶で純アルコール25.2g
  • 500ml缶で36g
  • 女性は350ml缶1本でリスクを高める量を超える
  • ほろよいは1缶で糖類31.7g
  • 同じアルコール量ならカロリー約3倍
  • 度数より1日の合計で考える

度数を避けてほろよいにすると、1缶の糖類は0gから31.7gにというのが、今回いちばんの発見でした。

度数だけ見て選べばいい、ではなかったんですね。

そのとおりです。純アルコールの合計を見る。そして本数を決める。これがいちばん大事なポイントですよ。

次にストロングゼロを買うときは、350ml缶を1本だけ選ぶところから始めてみてください。

成分ラボでは身近な食品を、メーカーの表示と国の資料をつき合わせて1つずつ調べています。ほかのお酒の記事も、あわせてどうぞ。

数値についての注記

本記事の原材料と栄養成分は、サントリー公式の「栄養成分一覧 チューハイ・カクテル」の表示です(2026年10月14日確認)。1缶あたりの値と、純アルコール量をそろえたときの値は、100mlあたりの値から単純に計算しました。飲酒量の目安は厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」、糖類の目安はWHO「Healthy diet」によります。商品の中身は変わることがあるため、購入時はパッケージの表示を確かめてください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。妊娠中・授乳中の方、持病がある方、薬を飲んでいる方は飲酒を控えるか、医師に相談してください。

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