お湯を注ぐだけでスープパスタが食べられる、クノールのスープDELI(スープデリ)。
忙しい日のお昼に手が伸びる一方で、「体に悪い」という口コミや評判を耳にして、気になっている方もいるのではないでしょうか。
とくに気にされやすいのが、塩分と添加物の2つ。
塩分が気になるから、お昼はカップ麺に替えようかと思ってたんです。
その乗り換えがいちばん損です。塩分はかえって増えます。
- 1食の塩分が多そうで心配
- パスタ入りで太らないか不安
- 原材料の添加物が気になる
- お昼がこれだけで足りているのか疑問
そこで、味の素の公式表示をカップヌードルと同じ条件で並べ、厚生労働省の基準と照らし合わせました。
スープデリの塩分は1食1.7g、カップヌードルは4.6gです。
カップヌードルはスープを残しても2.5gあり、スープデリから替えると塩分は約2.7倍に増えます。


えっ、スープを残してもですか。
めんと具だけで2.5gあります。その代わり、スープデリには別の弱点がありました。
- 塩分1.7gは1日の目標量の何%か
- 容器入・袋入・PASTA+で何が変わるか
- 本当に足りていない栄養は何か
- 添加物はどんな役割で入っているか
使う数字は、味の素・日清食品の公式表示と、厚生労働省の食事摂取基準です。
読み終わるころには、スープデリをやめるべきか、何を足せばいいのかが判断できます。
まずは、なぜ「体に悪い」と言われるのかからです。
スープデリが体に悪いと言われる理由


スープDELIは、味の素がクノールブランドで販売しているスープパスタのシリーズです。
公式のラインナップは、容器入が6種類、3食入袋が4種類、量を増やしたPASTA+が2種類で、どれも熱湯を注いで作ります。
「体に悪い」と言われる理由をたどると4つに分かれ、根拠の強さはそれぞれ違いました。
4つとも同じくらい心配しなくていいんですね。
ええ。数字の裏づけがあるのは1つ目と4つ目です。
1食1.7〜1.9gの塩分
いちばん多く挙がるのが塩分です。容器入6種類の食塩相当量は、1食1.7〜1.9gでした。
スープごと飲み干す食べ物なので、表示された塩分はほぼそのまま体に入ります。
この心配は数字で確かめる価値のある心配です。ただ、多いか少ないかは比べる相手を置かないと決められません。
2章でカップ麺と並べます。
パスタの炭水化物
2つ目は、パスタ入りで太るのではないかという心配です。
完熟トマトの容器入は1食150kcalで、炭水化物は30gでした。
昼食1食としてはむしろ軽すぎる量で、太るかどうかより足りるかどうかが問題になります。
量の話は4章でくわしく扱います。
原材料の添加物
3つ目は添加物です。原材料名のスラッシュ「/」より後ろが添加物で、完熟トマトなら調味料(アミノ酸等)・増粘剤・酸味料の3つが並びます。
クリーム系の味では、これに酸化防止剤や色素が加わります。
名前だけ見ると身構えますが、1つずつ役割をたどるとどれも味や食感を整えるための材料でした。
ベニコウジ色素って書いてあって、ちょっと怖くなったんです。
サプリで問題になった紅麹とは別物です。5章で説明します。
これだけで足りるのか
4つ目は、お昼をこれ1つで済ませてよいのかという心配です。
この疑問は的を射ています。完熟トマトのたんぱく質は、1食4.4gしかありません。
塩分や添加物より、ここがスープデリのいちばんの弱点でした。
4章で、何を足せばいいかまで出します。
スープデリとカップ麺の塩分比較


スープデリの塩分1.7gは、それだけ見ても多いのか少ないのか判断できません。
そこで、同じようにお湯を注ぐだけで食べられる日清食品のカップヌードルを相手に、公式表示の数字だけで比べました。
塩分が気になってカップ麺に乗り換えようと考えている方ほど、見てほしい章です。
カップ麺のほうがスープを残せるぶん、ましだと思ってました。
そう考える方は多いです。ところが表示を見ると逆でした。
1食あたりの塩分と栄養
両方の公式表示をそのまま並べました。
| 1食あたり | スープデリ 完熟トマト(容器入) | カップヌードル (しょうゆ味) |
|---|---|---|
| 内容量 | 40.6g | 78g |
| エネルギー | 150kcal | 364kcal |
| たんぱく質 | 4.4g | 10.7g |
| 脂質 | 1.4g | 15.6g |
| 炭水化物 | 30g | 45.1g |
| 食塩相当量 | 1.7g | 4.6g |
| 1食 | スープデリ | カップヌードル |
|---|---|---|
| エネルギー | 150kcal | 364kcal |
| たんぱく質 | 4.4g | 10.7g |
| 食塩 | 1.7g | 4.6g |
塩分はカップヌードルがスープデリの約2.7倍でした。
スープデリ容器入でいちばん塩分が多い味でも1.9gなので、どの味と比べても2.4倍以上の差があります。
スープを残しても2.5g
カップヌードルの表示には、塩分の内訳も書かれています。めん・かやくが2.5g、スープが2.1gです。
つまりスープを1滴も飲まずに残しても、2.5gは体に入ります。
スープデリは最後まで飲み干しても1.7gですから、スープを残したカップ麺より、飲み干したスープデリのほうが少ないという結果になりました。
残せば大丈夫、じゃなかったんですね。
めんと具のほうにも塩分が含まれているからです。
1日の目標量との比較
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食塩の1日の目標量は成人男性7.5g未満、女性6.5g未満です。


スープデリ1食の1.7gは、女性の目標量の約26%にあたります。カップヌードルは約71%でした。
1食で1日の4分の1ほどなので、1食だけなら多すぎる量ではありません。
問題は1日の合計
ただし、日本人の多くはすでに目標量を超えています。
令和6年の国民健康・栄養調査では、20歳以上の食塩摂取量の平均は9.6g(男性10.5g・女性8.9g)でした。
スープデリ単体ではなく、一緒に食べるものも含めた1日の合計で考える必要があります。
塩分の多い少ないを比べる考え方は、ウエイパーの記事でも扱っています。
容器入と袋入の違い


スープデリには、カップに入った容器入と、3食分が1袋にまとまった袋入があります。
2025年8月23日には、パスタの量を増やした「スープDELI PASTA+」も加わりました。
同じ完熟トマト味で3つを並べると、塩分とカロリーの関係がはっきり分かれます。
味が同じなら中身も同じだと思ってました。
原材料は同じです。違うのは1食の量で、そこで塩分も変わります。
3タイプの栄養成分


| 1食あたり | 容器入 | 3食入袋 | PASTA+ |
|---|---|---|---|
| 内容量 | 40.6g | 28.9g | 53.6g |
| エネルギー | 150kcal | 110kcal | 200kcal |
| たんぱく質 | 4.4g | 3.2g | 6.3g |
| 炭水化物 | 30g | 22g | 40g |
| 食塩相当量 | 1.7g | 1.2g | 1.7g |
| 1食 | 容器入 | 袋入 | PASTA+ |
|---|---|---|---|
| kcal | 150 | 110 | 200 |
| 食塩 | 1.7g | 1.2g | 1.7g |
| たんぱく質 | 4.4g | 3.2g | 6.3g |
原材料名は3タイプとも同じ並びで、違うのは1食に使う量だけでした。
袋入は塩分が約3割少ない
袋入は1食28.9gで、容器入の40.6gより約3割少なく作られています。
そのぶん塩分も1.2gに下がり、容器入より0.5g少なくなりました。
同じ味のまま塩分を減らしたいなら袋入を選ぶのがいちばん簡単です。
量が少し減るぶん、塩分も減る。単純な仕組みです。
PASTA+は量が増えても塩分は同じ
反対に、PASTA+は1食53.6gで、容器入より量が増えています。
エネルギーは200kcal、たんぱく質も6.3gに増えたのに、食塩相当量は容器入と同じ1.7gでした。
満腹感を優先したい日は、塩分を増やさずに量を増やせるPASTA+が向いています。
量が増えても塩分は変わらないんですね。
塩分を増やさずに満腹感を足せる選択肢です。
クリーム系の味との違い
味によっても数字は少し変わります。容器入の6種類を並べました。
| 容器入の味 | エネルギー | 脂質 | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|
| 完熟トマト | 150kcal | 1.4g | 1.7g |
| ポルチーニ香るきのこのクリーム | 170kcal | 3.4g | 1.8g |
| サーモンとほうれん草のクリーム | 160kcal | 2.9g | 1.9g |
| たらこクリーム<豆乳仕立て> | 180kcal | 3.7g | 1.9g |
| クラムチャウダー パスタ入り | 150kcal | 2.8g | 1.8g |
| クリーミーカルボナーラ | 150kcal | 4.0g | 1.9g |
| 味 | kcal | 食塩 |
|---|---|---|
| 完熟トマト | 150 | 1.7g |
| きのこクリーム | 170 | 1.8g |
| サーモン | 160 | 1.9g |
| たらこ | 180 | 1.9g |
| クラムチャウダー | 150 | 1.8g |
| カルボナーラ | 150 | 1.9g |
塩分がいちばん少ないのは完熟トマトの1.7gで、クリーム系は1.8〜1.9gでした。
味による差は最大0.2gなので、味選びより、容器入か袋入かのほうが効きます。
スープデリで足りない栄養


ここまで見ると、塩分はカップ麺より少なく、1食だけなら多すぎる量でもありませんでした。
それでも「スープデリだけのお昼」を続けるなら、気をつけてほしい点があります。塩分ではなく、たんぱく質です。
本当に体に悪い食べ方になるのは、ここを見落としたときでした。
スープデリだけで済ませる日、けっこうあります。
その食べ方がいちばんもったいないです。
たんぱく質は1食4.4g
完熟トマトの容器入に含まれるたんぱく質は4.4gです。
食事摂取基準では、たんぱく質の推奨量は18〜64歳の女性で1日50g、男性で65gとされています。


女性の50gを3食で割ると1食あたり約17gなので、スープデリ1食ではその4分の1ほどにしかなりません。
カップヌードルとの差
ここは塩分とは逆の結果が出ました。カップヌードルのたんぱく質は1食10.7gで、スープデリの約2.4倍です。
カップ麺は塩分もたんぱく質も多い食事で、スープデリは塩分もたんぱく質も少ない食事でした。
どちらが体に悪いかではなく、スープデリは足りない分を足す前提の食べ物だと考えるのが正確です。
足りないものは、足せば解決します。
150kcalという軽さ
エネルギーの150kcalも、昼食1食としては少ない量です。
お昼が軽すぎると、夕方にお腹がすいて間食が増えるきっかけにもなります。
ダイエット中でも、スープデリだけで1食を終わらせないほうが続けやすくなります。
軽いのがいいと思って選んでました。
軽さは長所です。ただ、それだけでは1食になりません。
野菜の代わりになるか
完熟トマトの商品名には「まるごと1個分」とあり、野菜をとった気分になる方もいるかもしれません。
ただ、公式の栄養成分表示には食物繊維やビタミンの量が載っていません。
野菜の代わりになるかは数字では確かめられないので、サラダや野菜の小鉢を1品添えるほうが確実です。
表示にないものは、あてにしないのが安全です。
スープデリの添加物の正体


原材料名はスラッシュ「/」を境に、前が食品、後ろが添加物です。
容器入6種類の添加物をすべて書き出し、役割ごとにまとめると7つのグループに分かれました。
どの味に何が入っているかも一覧にしたので、気になる成分があれば避ける味を選べます。
6種類全部を比べてくれるのは助かります。
まず表で全体を見てから、気になりやすいものを1つずつ確かめましょう。
6種類に入っている添加物
| 添加物 | 役割 | 入っている味 |
|---|---|---|
| 調味料(アミノ酸等) | うま味 | 6種類すべて |
| 増粘剤(キサンタンガム) | とろみ | トマト・たらこ・カルボナーラ |
| 加工デンプン | とろみ | きのこ |
| 酸味料 | 味を締める | トマト・きのこ・クラム・カルボナーラ |
| 酸化防止剤(ビタミンE等) | 油の酸化を防ぐ | トマト以外の5種類 |
| 着色料(カラメル・ベニコウジ・クチナシ) | 色をつける | きのこ・サーモン・たらこ・カルボナーラ |
| 香料 | 香りをつける | カルボナーラ |
| 添加物 | 入っている味 |
|---|---|
| 調味料(アミノ酸等) | 全6種 |
| 増粘剤 | 3種 |
| 加工デンプン | きのこ |
| 酸味料 | 4種 |
| 酸化防止剤 | 5種 |
| 着色料 | 4種 |
| 香料 | カルボナーラ |
いちばん少ない完熟トマトは3つだけで、保存料は6種類のどれにも入っていません。
酸化防止剤は入っていますが、これは菌を抑えるためではなく油の風味を守るためのものです。
調味料(アミノ酸等)
6種類すべてに入っているのが「調味料(アミノ酸等)」です。代表はうま味成分のグルタミン酸ナトリウムで、昆布のうま味と同じ成分です。
FAOとWHOの合同専門家会議(JECFA)は1987年に、グルタミン酸とその塩類の一日摂取許容量を「特定しない」と評価しました。
通常の食事でとる量では安全性の懸念がなく、上限の数値を決める必要がないという意味です(食品安全委員会の資料)。
「アミノ酸等」は一括名で、複数のうま味成分をまとめて書ける表示です。
増粘剤と加工デンプン
増粘剤のキサンタンガムは、微生物の発酵でつくられる多糖類で、スープにとろみをつけています。
きのこのクリームに入っている加工デンプンも、同じくとろみ付けの役割です。
加工デンプンについて食品安全委員会は、11種類とも「一日摂取許容量(ADI)を特定する必要はない」と評価しています。
とろみのための材料なんですね。
クリームスープらしい口当たりは、ここで作られています。
酸化防止剤と酸味料
トマト以外の5種類に入っている酸化防止剤は、ビタミンEやローズマリー抽出物です。
スープの粉に含まれる油が、保存中に酸化して風味が落ちるのを防いでいます。
酸味料はトマトやクラムチャウダーの味を締める役割で、どちらも菌を抑える保存料とは別のものです。
酸化防止剤は、スープの粉の油を守っているんですね。
ビタミンEなどで、保存中に風味が落ちるのを防いでいます。
ベニコウジ色素
サーモンとたらこの味には、ピンク色を出すためにベニコウジ色素が使われています。
2024年に紅麹を使ったサプリメントで健康被害が問題になったため、この名前を見て不安になる方もいるはずです。
ただし、問題になったのは紅麹を原料とする健康食品で、着色料のベニコウジ色素とは別のものです。
ニュースで見た紅麹とは違うんですね。
色素は紅麹から色の成分だけを取り出したもので、食品添加物公定書で規格が定められています(FOOCOM.NETの解説)。
名前が似ているだけで、原料も作り方も違います。
カラメル色素とクチナシ色素の由来は、タフグミの記事でくわしく書いています。
体に悪くしない食べ方


スープデリの問題は、塩分や添加物よりも「これだけで1食にしてしまう」ことでした。
逆に言えば、食べ方を少し変えるだけで弱点はほぼ埋まります。
今日のお昼から使える方法を4つにまとめました。
やめなくていいなら、それがいちばんうれしいです。
やめる必要はありません。足し方と選び方だけです。
たんぱく質のおかずを1品足す
いちばん効くのは、たんぱく質のおかずを1品足すことです。
文部科学省の食品成分データベースでは、ゆで卵のたんぱく質は100gあたり12.5gで、1個50gなら約6.3gになります。
スープデリの4.4gと合わせると約10.7gで、カップヌードル1食と同じたんぱく質がとれます。
サラダチキンや豆腐、ヨーグルトでも同じ考え方です。
一緒に食べるものの塩分を見る
スープデリ自体の塩分は1.7gでも、おにぎりや総菜パンを合わせると、そのぶん塩分が上乗せされます。
主食を合わせるなら、塩分の表示を見てから選ぶのが確実です。
とくにカップ麺との組み合わせは避けるのが無難で、1食で6gを超えてしまいます。
スープとカップ麺、両方食べる日もありました。
その組み合わせだと、1食で女性の目標量にほぼ届きます。
家では袋入を選ぶ
家で食べることが多いなら、3食入袋を常備するのも手です。
容器入から袋入に替えるだけで、1食あたり0.5gの減塩になります。
平日5日の昼食で続ければ、1週間で2.5gの差です。
袋入に替えるだけで、1週間で2.5gも減らせるんですね。
毎日の昼食なら、小さな差が積み重なりますよ。
毎日なら朝と夜で調整する
毎日食べても、1日の合計が目標量に収まっていれば問題はありません。
お昼にスープデリを食べた日は、朝や夜の汁物や漬物を控えるなど、ほかの食事で調整できます。
1食ではなく1日で見ることが、塩分と付き合ういちばん現実的な方法です。
スープデリは、1日の中で数字が読みやすい食べ物です。
スープデリのよくある質問


ここまでで数字の話は終わりです。最後に、買うときや食べるときに迷いやすい点をまとめました。
どれも公式の表示と公的な資料の範囲で答えています。
持病があって食事制限を受けている場合は、必ず主治医や管理栄養士の指示を優先してください。
毎日食べても大丈夫ですか
1日の合計の塩分が目標量に収まっていれば、毎日食べても大きな問題が起きる根拠は見当たりません。容器入1食の1.7gは、女性の目標量6.5gの約26%です。
気をつけたいのは、スープデリだけで昼食を済ませる習慣のほうです。たんぱく質は1食4.4gしかないため、毎日続けるならゆで卵などを1品足してください。
ダイエット中に食べても太りませんか
容器入は1食150〜180kcalで、昼食としてはかなり軽い部類です。スープデリそのものが太る原因になるとは考えにくい量です。
ただ、軽すぎる昼食は夕方の間食につながりやすくなります。たんぱく質のおかずを足して、1食として満足できる形にするほうが続けやすくなります。
スープを残せば塩分は減りますか
残せば減りますが、スープデリはカップヌードルのように、めんとスープの塩分の内訳が公表されていません。どれだけ減るかは数字では分かりません。
パスタとスープを一緒に食べる作りなので、スープだけを残すのは難しい食べ物でもあります。減らしたいなら、量が少ない3食入袋を選ぶほうが確実です。
黒い粒が入っていたのですが食べられますか
食べられます。味の素のお客様相談センターのQ&Aによると、完熟トマトのスープパスタなどに入っている黒い粒や、ゼリー状のものに包まれた黒い物は、バジルの種子です。
大きさは2mm程度で、水分を含むとゼリー状になります。異物ではありません。
子どもに食べさせても平気ですか
添加物の面で、子どもだから避けるべきという根拠は見当たりません。気をつけたいのは塩分です。
食事摂取基準では、6〜7歳の食塩の目標量は1日4.5g未満とされています。容器入1食の1.7gはその約38%にあたるので、大人と同じ感覚で与えないほうが安心です。
また、味によって小麦・乳成分・大豆・卵・鶏肉・豚肉・さけなどを含みます。アレルギーがある場合は、原材料表示を必ず確認してください。
高血圧や腎臓病でも食べられますか
食事摂取基準では、高血圧や慢性腎臓病の重症化予防のための食塩の目標量は、男女とも1日6.0g未満とされています。容器入1食の1.7gは、その約28%です。
また、公式サイトにはカリウムの量も載っており、完熟トマトの容器入で1食428mgです。カリウムの制限を受けている方は、主治医や管理栄養士に相談してから食べてください。
パスタは海外製ですか
公式の商品情報では、パスタはベルギー製造と表示されています。
完熟トマトの容器入を最終的に作っているのは、味の素食品株式会社の川崎工場です。原料の産地と製造工場は、商品ごとに公式サイトで公開されています。
スープデリについてのまとめ


スープデリが体に悪いのかを、公式の表示と公的な資料で確かめてきました。
答えは「塩分の問題ではなく、これだけで1食にする食べ方の問題」でした。
- 容器入1食の塩分は1.7〜1.9g。女性の目標量の約3割
- カップヌードルは4.6gで約2.7倍。スープを残しても2.5g
- 3食入袋は1.2gで、容器入より約3割少ない
- PASTA+は量が増えても塩分は1.7gのまま
- たんぱく質は1食4.4gで、1食の目安の4分の1ほど
- 保存料はゼロ。添加物は味と食感を整えるもの
「塩分が心配だからカップ麺に替える」という選択は、塩分をかえって増やす結果になります。
スープデリを続けたまま、足りないたんぱく質を足すほうが体にとって得な選び方です。
替えるんじゃなくて、足せばよかったんですね。
ゆで卵を1個。それだけでカップヌードルと同じたんぱく質になります。
次にスープデリを買うときは、ゆで卵かサラダチキンを1つ一緒にかごに入れてみてください。
替えたほうが悪くなる逆転はジャイアントコーンにもありました。高級アイスに替えると、脂質の割合は上がります。
塩分は、食品そのものより、つけるたれで増えることもあります。味の素の冷凍餃子の記事では、しょうゆ小さじ1がギョーザ約3.6個分の塩分にあたることを確かめています。
1食の塩分は、汁物だけでなくごはんのお供でも積み上がります。ごはんですよの記事では、1回10gなら食塩0.6gで、男性の1日の目標量の8%にとどまることを確かめています。
袋めんでは、マルタイラーメンの記事もあります。スープを残すと、1食の食塩は4.2gから1.4gまで減らせました。
成分ラボでは身近な食品を、メーカーの公式表示と国の資料をつき合わせて1つずつ調べています。
同じように塩分や添加物が気になりがちな商品も調べているので、あわせてどうぞ。
















本記事の栄養成分値は各メーカーが公表する数値です。製品規格や原材料の変更により変わることがあるため、購入時はお手元の商品の表示をご確認ください。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。高血圧や腎臓病などで食事の制限を受けている方は、医師や管理栄養士の指示を優先してください。






