朝ごはんの定番として長く親しまれている、明治の「ブルガリアヨーグルト」。スーパーやコンビニで必ずと言っていいほど見かける、プレーンヨーグルトの代表です。
一方で、「ヨーグルトは脂肪が多くて体に悪い」「プレーンは酸っぱいから、甘いほうが食べやすい」という話を耳にして、低糖タイプや脂肪0タイプに替えようか迷っている方もいるかもしれません。
- 脂質やカロリーが気になる
- 添加物が入っていないか知りたい
- 甘いタイプのほうが体にいいのか迷う
- 脂肪0と普通のどちらを選ぶべきか迷う
そこで、明治公式の商品情報で、「LB81プレーン」「LB81プレーン脂肪0」「LB81低糖」の3つを1カップ180gで並べてみました。
結果、甘さを足した「低糖」は、プレーンより炭水化物が約1.2倍になることが分かりました。原材料には砂糖と甘味料も加わります。
「低糖」なら、プレーンより糖が少ないと思っていました……。
名前と中身が、思ったのと逆になることがあるんです。数字で順番に確かめていきましょう。
- プレーンの原材料と栄養成分
- プレーン・脂肪0・低糖の比較
- 「低糖」の原材料
- 脂質は1日の目標量の何割か
使う数字は、メーカーの公式表示と国の資料に限りました。まずは、なぜ体に悪いと言われるのかから見ていきます。
ブルガリアヨーグルトが体に悪いと言われる理由


明治ブルガリアヨーグルトは、LB81乳酸菌で作られた発酵乳です。プレーンのほかに、脂肪0や低糖、果物入りなど、たくさんの種類があります。
「体に悪い」と言われる理由をたどると、3つに分かれました。脂質、乳糖、そして種類による中身のちがいです。
種類が多いと、どれを選べばいいか迷います。
1つずつ、明治の公式の表示で確かめていきましょう。
脂肪が多い?
プレーンの脂質は1カップ180gで5.4gです。牛乳から作るので、脂質が入っています。
この量が多いかどうかは、5章で1日の目標量と比べて確かめます。
脂質があると、太りそうなイメージです。
量で見てみると、イメージとちがうかもしれませんよ。
おなかがゆるくなる
ヨーグルトには牛乳由来の乳糖が含まれます。乳糖を分解しにくい人は、食べるとおなかがゆるくなることがあります。
これはブルガリアヨーグルトだけの話ではなく、乳製品全体の話です。脂肪0タイプは「乳糖分解技術」を使っていると、明治の商品ページに書かれています。
体質によるんですね。
そうなんです。合わないと感じたら、量を減らして様子を見ましょう。
種類によって中身がちがう
ブルガリアヨーグルトには、砂糖や甘味料を加えた種類もあります。プレーンと同じ感覚で選ぶと、中身がちがうことに気づきにくいです。
3章と4章で、「低糖」と書かれた種類の中身を見ていきます。
名前だけで選ばないほうがいいんですね。
そのとおりです。原材料を見る習慣をつけましょう。
ブルガリアヨーグルトの原材料と栄養成分


ここからは、明治公式の商品情報で、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン 180g」の中身を見ていきます。
結果、原材料は「生乳(国産)、乳製品」だけで、添加物は使われていませんでした。1カップ112kcalです。


原材料が、たった2つなんですね。
そうなんです。とてもシンプルなヨーグルトですよ。
原材料は生乳と乳製品だけ
| 項目 | LB81プレーン 180g |
|---|---|
| 種類別 | 発酵乳 |
| 原材料 | 生乳(国産)、乳製品 |
| 無脂乳固形分 | 9.5% |
| 乳脂肪分 | 3.0% |
原材料に砂糖・甘味料・香料・安定剤は書かれていません。「乳製品」は、脱脂粉乳など牛乳から作った原料のことです。
1カップ112kcal・たんぱく質6.1g
| 1カップ(180g)あたり | LB81プレーン |
|---|---|
| エネルギー | 112kcal |
| たんぱく質 | 6.1g |
| 脂質 | 5.4g |
| 炭水化物 | 9.5g |
| 食塩相当量 | 0.23g |
| カルシウム | 196mg |
炭水化物の9.5gは、牛乳にもともとある乳糖などです。原材料に砂糖がないので、甘さを足していないヨーグルトと言えます。
特定保健用食品(トクホ)
LB81プレーン180gは、特定保健用食品(トクホ)です。関与成分は「LB81乳酸菌」で、明治の商品ページには「腸内細菌のバランスを整える」と書かれています。おなかの調子を整える(整腸)表示のトクホです。
トクホは、消費者庁が効果の表示を許可した食品です。ただし、食べれば病気が治るものではなく、毎日の食事の一部として取り入れるものです。
国が表示を認めているんですね。
そうなんです。決められた表示の範囲で読みましょう。
プレーン・脂肪0・低糖を比べると


次は、同じブルガリアヨーグルトのLB81プレーン脂肪0とLB81低糖を、1カップ180gで並べました。
結果、炭水化物がいちばん多いのは「低糖」の11.7gでした。プレーンは9.5g、脂肪0は10.9gにとどまります。


「低糖」がいちばん多いなんて、意外です。
名前の「低糖」は、プレーンと比べた言葉ではないんです。表で見てみましょう。
1カップ180gで比べると
| 1カップ180g | 熱量 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 添加物 |
|---|---|---|---|---|---|
| LB81プレーン | 112kcal | 6.1g | 5.4g | 9.5g | なし |
| LB81プレーン脂肪0 | 74kcal | 7.5g | 0g | 10.9g | なし |
| LB81低糖 | 121kcal | 6.1g | 5.5g | 11.7g | 甘味料 |
熱量がいちばん多いのも低糖の121kcalです。脂肪0は74kcalでいちばん少なく、たんぱく質は7.5gといちばん多いです。
脂肪0は脂質0g・たんぱく質7.5g
脂肪0は、原材料が「乳製品、乳たんぱく質」で、添加物は使われていません。乳たんぱく質を加えているぶん、たんぱく質が多くなっています。
脂質を0gにした代わりに、炭水化物はプレーンより1.4g多い10.9gです。どちらも、甘さを足した種類ではありません。
脂肪0も、添加物なしなんですね。
そうなんです。脂質を減らしたい人には選びやすいですよ。
「低糖」はプレーンより糖が多い
「低糖」という名前は、甘いヨーグルトの中では糖が少なめという意味で使われることが多い言葉です。
プレーンは最初から砂糖を加えていないので、プレーンと比べると、低糖のほうが炭水化物は多くなります。甘いヨーグルトの糖の多さは、モロッコヨーグルの記事でも確かめています。
「低」とついていても、比べる相手で変わるんですね。
そのとおりです。数字で見るのがいちばん確かですよ。
甘さを足した低糖は炭水化物1.2倍


ここで、LB81低糖の原材料をくわしく見ます。プレーンとのちがいがはっきり分かります。
結果、低糖には砂糖と、甘味料のステビア・スクラロースが加わっていました。炭水化物はプレーンの約1.2倍です。


砂糖も甘味料も、両方入っているんですね。
そうなんです。甘さを2つの方法で足しているんですよ。
原材料に砂糖と甘味料が2つ
| 項目 | LB81プレーン | LB81低糖 |
|---|---|---|
| 原材料 | 生乳(国産)、乳製品 | 乳(国内製造)、乳製品、砂糖 |
| 添加物 | なし | 甘味料(ステビア、スクラロース) |
| 炭水化物(180g) | 9.5g | 11.7g(うち糖類9.9g) |
原材料は多く使っているものから順に書かれ、「/」のうしろが添加物です。低糖は、砂糖を少なめにして、足りない甘さを甘味料でおぎなっていると読めます。
甘味料は許容量の1%未満
甘味料のスクラロースは、厚生労働省の令和4年度の摂取量調査で、1〜6歳の子どもが加工食品からとる量が1日摂取許容量の0.35%でした。
国が使用を認めた添加物で、ふつうの食生活で許容量に近づくことはほとんどない量です。甘味料を避けたいなら、プレーンを選ぶのがいちばん確実です。
どうしても気になるなら、プレーンを選べばいいんですね。
そうなんです。プレーンなら甘味料も砂糖も入っていませんよ。
甘さは自分で足すと量が分かる
プレーンの酸味が苦手な方は、はちみつや果物を自分で足すのも1つの方法です。
自分で足せば、どれだけ甘さを加えたかが分かります。甘い飲み物の糖の量は、カルピスの記事でも比べています。
自分で調整できるのは、いいですね。
そうなんです。少しずつ減らしていくこともできますよ。
プレーンの脂質は1日の目標量の何割か


最後に、プレーンの脂質が多いかどうかを確かめます。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、脂質の目標量は総エネルギーの20〜30%で、1日2,000kcalなら約44〜67gです。
結果、プレーン1カップの脂質5.4gは、1日の目標量の約8〜12%でした。


1割くらいなら、気にしすぎなくてよさそうですね。
そうなんです。ほかの食事とのバランスで考えましょう。
1カップの脂質は約8〜12%
| 脂質 | |
|---|---|
| LB81プレーン 1カップ(180g) | 5.4g |
| 1日の目標量(2,000kcalの場合) | 約44〜67g |
| 目標量に対する割合 | 約8〜12% |
1カップで1日の脂質の約1割にとどまります。毎日1カップ食べても、ほかの食事で揚げ物などを重ねなければ目標の範囲に収めやすい量です。
カルシウムも一緒にとれる
プレーン1カップには、カルシウムが196mg入っています。牛乳と同じように、カルシウムをとりやすい食品です。
ヨーグルトや牛乳のカルシウムについては、リン酸カルシウムの記事でも確かめました。脂質だけで避けると、カルシウムも一緒に手放すことになります。
カルシウムがとれるのは、うれしいですね。
そうなんです。良いところも一緒に見ましょう。
脂質が気になるなら脂肪0
それでも脂質を減らしたい日は、脂肪0を選ぶと脂質は0gです。たんぱく質は7.5gと、プレーンより多くとれます。
どちらも添加物は使われていないので、脂質を気にするかどうかで選び分ければ十分です。
自分の目的で選べばいいんですね。
そのとおりです。「低糖」の名前で選ばないことだけ気をつけましょう。
ブルガリアヨーグルトのよくある質問


ここまでの内容をふまえて、ブルガリアヨーグルトについて多い疑問にまとめて答えます。
気になる質問だけ拾い読みしてください。
ブルガリアヨーグルトは体に悪いですか
LB81プレーンの原材料は「生乳(国産)、乳製品」だけで、添加物は使われていません。1カップ180gで112kcal、脂質5.4gで、脂質は1日の目標量の約8〜12%です。
低糖はプレーンより糖が少ないですか
プレーンより多いです。1カップ180gで、プレーンの炭水化物は9.5g、低糖は11.7gでした。低糖には砂糖と甘味料(ステビア、スクラロース)が加えられています。
脂肪0とプレーンはどちらがいいですか
脂質を減らしたいなら脂肪0(脂質0g・たんぱく質7.5g)、ふだんならプレーン(脂質5.4g・たんぱく質6.1g)で十分です。どちらも添加物は使われていません。
ブルガリアヨーグルトはトクホですか
LB81プレーン180gは特定保健用食品で、関与成分はLB81乳酸菌です。明治の商品ページには「腸内細菌のバランスを整える」と書かれています。
食べるとおなかがゆるくなるのはなぜですか
ヨーグルトに含まれる乳糖を分解しにくい体質の人は、おなかがゆるくなることがあります。量を減らして様子を見て、気になる場合は医師に相談しましょう。
甘くして食べたいときはどうすればいいですか
プレーンに、はちみつや果物を自分で足す方法があります。自分で足せば、どれだけ甘さを加えたかが分かり、少しずつ減らすこともできます。
ブルガリアヨーグルトは体に悪いかのまとめ


ブルガリアヨーグルトは体に悪いのかを、明治の公式表示と国の資料で確かめてきました。
答えは「プレーンは添加物なしで、脂質は1日の約1割。甘さを足した低糖にすると、炭水化物はプレーンの約1.2倍」です。
- プレーンの原材料は生乳と乳製品だけ
- 1カップ112kcal・脂質5.4g
- 脂質は1日の目標量の約8〜12%
- 脂肪0は脂質0g・たんぱく質7.5g
- 低糖は砂糖と甘味料入り
- 低糖の炭水化物はプレーンの約1.2倍
甘さを足した「低糖」は、プレーンより炭水化物が約1.2倍というのが、今回いちばんの発見でした。
名前だけで選ぶと、逆になることもあるんですね。
そのとおりです。名前より原材料と数字を見る。これがいちばん大事なポイントですよ。
次にヨーグルトを選ぶときは、原材料の欄に砂糖や甘味料があるか確かめてみてください。
成分ラボでは身近な食品を、メーカーの表示と国の資料をつき合わせて1つずつ調べています。ほかの乳製品やおやつの記事も、あわせてどうぞ。






本記事の原材料と栄養成分は、明治公式の商品情報「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン 180g」「LB81プレーン脂肪0 180g」「LB81低糖 180g」の表示です(2026年10月14日確認)。プレーンの1カップあたりの値は100gあたりの値から単純に計算しました。脂質の目標量とカルシウムの推奨量は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」、甘味料の摂取量は厚生労働省「令和4年度マーケットバスケット方式による保存料等の摂取量調査の結果」によります。商品の中身は変わることがあるため、購入時はパッケージの表示を確かめてください。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。乳アレルギーのある方や治療中の方は、医師の指示を優先してください。








