【比較】チキチキボーンは体に悪い?手作り唐揚げに替えるとカロリー2割増

チキチキボーンは体に悪い?手作り唐揚げに替えるとカロリー2割増

11種類のスパイスを使ったサクサクの衣でおなじみ、日本ハムの骨付きフライドチキン「チキチキボーン」。

お弁当やおつまみに手軽な一方で、「揚げ物で脂っこい」「添加物が多くて体に悪い」という声を耳にして、気になっている方もいるのではないでしょうか。

チキチキボーンでこんなお悩みありませんか
  • 揚げ物で太りやすいか知りたい
  • 添加物の多さが気になる
  • 子どもに食べさせて平気か迷う
  • 手作りの唐揚げのほうが安心か知りたい

そこで、日本ハム公式の表示をもとに、家庭で作る鶏ももの唐揚げと同じ100gで並べてみました。

結果、添加物を避けて手作りの唐揚げに替えると、カロリーは約2割増えることが分かりました。

手作りの唐揚げのほうが、体にいいと思っていました……。

添加物は減らせます。ただ、カロリーも脂質も塩分も、手作りで減るわけではないんです。

この記事で確かめること
  • 工場で違う原材料と添加物
  • 可食部100gの栄養成分
  • 手作りの唐揚げとの比較
  • 脂質と塩分を減らす食べ方

使う数字は、メーカーの公式表示と、国や公的機関の資料に限りました。

まずは、なぜ「体に悪い」と言われるのかから見ていきましょう。

目次

チキチキボーンが体に悪いと言われる理由

チキチキボーンが体に悪いと言われる気になる点は4つ。1つずつ確認

チキチキボーンは、スパイシーな衣をつけて植物油で揚げた、日本ハムの骨付きフライドチキンです。スーパーのチルド売り場で、温めるだけで食べられるおかずとして売られています。

「体に悪い」と言われる理由をたどると、4つに分かれました。数字で裏が取れるものと、根拠がはっきりしないものが混ざっています。

子どものお弁当によく入れているので、本当のところが知りたいです。

噂を1つずつ、公式の表示と公的な資料に照らしていきます。

揚げ物の脂とカロリー

いちばん多いのは、「揚げ物だから脂っこくて太る」という声です。可食部100gあたり252kcal・脂質15.8gと、数字だけ見ると確かに軽くはありません。

ただし脂の多さが揚げ方によるものか、鶏肉の部位によるものかで、対策は変わります。4章で確かめます。

揚げ物だから脂っこい、と思っていました。

脂の多さが揚げ方によるのか、肉の部位によるのかで話が変わります。4章で確かめましょう。

添加物の多さ

原材料名の「/」の後ろには、加工デンプン・調味料・pH調整剤など7つの添加物が並んでいます。数の多さが、不安につながりやすいところです。

ところが公式サイトを見ると、工場によって添加物の数が違うことが分かりました。2章でくわしく紹介します。

同じ商品なのに、工場で添加物の数がちがうんですか。

そうなんです。どちらで作ったかは、パッケージの裏で分かりますよ。

塩分の濃さ

スパイシーでしっかりした味つけなので、塩分を気にする声もあります。可食部100gの食塩相当量は2.3gです。

成人男性の1日の目標量7.5g未満に対して、100gで約31%にあたります。この数字は5章の食べ方につなげます。

100gで1日の3割くらいの塩分なんですね。

おかず1品としては多めです。食べる量の目安は5章で紹介します。

輸入の鶏肉

原料の鶏肉は、ブラジル産とタイ産です。「輸入肉は抗生物質や薬が心配」と書かれた記事も見かけます。

厚生労働省によると、動物用医薬品は全てに残留基準が決められていて、基準を超える食品は輸入も販売も禁止されています(ポジティブリスト制度)。輸入品だからといって、国産と別のルールで売られているわけではありません。

輸入の鶏肉は、薬が残っていないか心配でした。

輸入品も国産と同じ基準で検査されます。基準を超えたものは売ることができません。

チキチキボーンの原材料と工場の違い

チキチキボーンの添加物は工場で7つと3つ

ここからは、日本ハム公式サイトに載っている「チキチキボーン オリジナルブレンド 11種類のスパイス使用」の表示を見ていきます。

調べてみると、新潟工場製と北海道工場製で、原材料と添加物が違うことが分かりました。ネット上の記事の多くは、新潟工場製の表示だけを載せています。

チキチキボーンの新潟工場製と北海道工場製の添加物と栄養成分の違い

同じ商品なのに、工場で中身が違うんですね。

添加物は7つと3つで、栄養成分はほとんど変わりません。

新潟工場製は添加物7つ

区分新潟工場製の表示
原材料名鶏肉(ブラジル又はタイ)、コーンフラワー、でん粉、小麦粉、香辛料、粉末しょう油、卵白末、食塩、還元水あめ、ぶどう糖、マルトデキストリン、デキストリン、砂糖、揚げ油(植物油)
「/」の後ろ(添加物)加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、ベーキングパウダー、安定剤(HPMC)、増粘剤(キサンタンガム)、カロテノイド色素
出典:日本ハム公式 商品情報(2026年10月2日確認)

衣にコーンフラワーや卵白末を使い、加工デンプンや増粘剤でサクサクの食感を保つ作りです。冷蔵で売られ、温め直して食べる商品なので、衣がしんなりしにくいよう工夫した結果と考えられます。

北海道工場製は添加物3つ

区分北海道工場製の表示
原材料名鶏肉(ブラジル又はタイ)、小麦粉、でん粉、香辛料、粉末しょう油、食塩、デキストリン、ぶどう糖、砂糖、揚げ油(植物油)
「/」の後ろ(添加物)調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、着色料(パプリカ粉末)
出典:日本ハム公式 商品情報(2026年10月2日確認)

北海道工場製は、添加物が調味料・pH調整剤・パプリカ粉末の3つだけです。色づけも、香辛料のパプリカを粉にしたものが使われています。

可食部100gの栄養成分

100g(可食部)あたり新潟工場製北海道工場製
エネルギー252kcal244kcal
たんぱく質12.8g15.1g
脂質15.8g16.0g
炭水化物14.7g9.9g
食塩相当量2.3g2.0g
出典:日本ハム公式 商品情報(2026年10月2日確認)
100g新潟北海道
エネルギー252kcal244kcal
脂質15.8g16.0g
食塩2.3g2.0g
出典:日本ハム公式 商品情報

カロリーと脂質は、どちらの工場でもほぼ同じでした。違いが出たのは、衣の炭水化物と食塩で、北海道工場製のほうが少なめです。

なお「可食部」は、骨を除いた食べられる部分のことです。骨付きの重さで考えると、実際に口に入る量はこれより少なくなります。

どちらの工場かを確かめる

日本ハムの製造工場一覧では、この商品の製造工場は新潟工場(新潟県三条市)と北海道工場(北海道江別市)の2か所です。

どちらで作られたかは、パッケージの製造所の表示で確かめられます。添加物の少ないほうを選びたい方は、買う前に裏面を見てみてください。

チキチキボーンの新潟工場製は添加物7つ・北海道工場製は3つ

手作りの唐揚げとの比較

手作り唐揚げはチキチキボーンよりカロリー約2割増

添加物が気になる人が、チキチキボーンの代わりに考えやすいのが、家で揚げる鶏ももの唐揚げです。

そこで、文部科学省の食品成分データベースの「若どり もも 皮つき から揚げ」と、同じ100gでカロリー・脂質・塩分を並べました。

同じ100gで比べたチキチキボーン・手作り唐揚げ・もも焼きのカロリー・脂質・塩分

手作りのほうが、カロリーの棒が長いですね。

同じ100gを食べると、手作りの唐揚げは約2割カロリーが多いんです。

同じ100gで並べる

100gあたりチキチキボーン(新潟)手作り唐揚げ(皮つき)唐揚げ(皮なし)もも焼き(皮つき)
エネルギー252kcal307kcal249kcal220kcal
脂質15.8g18.1g11.4g13.9g
食塩相当量2.3g2.5g2.7g0.2g
たんぱく質12.8g24.2g25.4g26.3g
出典:日本ハム公式、文部科学省 食品成分データベース(から揚げ 皮つき・から揚げ 皮なし・焼き 皮つき)(2026年10月2日確認)
100gチキチキ手作り唐揚げ
カロリー252kcal307kcal
脂質15.8g18.1g
食塩2.3g2.5g
出典:日本ハム公式・文部科学省 食品成分データベース

データベースの唐揚げは、成分表が定めた標準的な作り方で調理した値です。家庭の味つけや衣の量で前後しますが、手作りを考えるときの目安になります。

カロリーは手作りが約2割多い

100gあたりのカロリーは、チキチキボーンの252kcalに対して、手作りの唐揚げは307kcalでした。約1.2倍、つまり約2割増です。

脂質も15.8gに対して18.1gで、手作りのほうが約1.1倍です。「市販の揚げ物は脂っこい」という印象とは、逆の結果になりました。

チキチキボーンと唐揚げ・鶏もも焼きの100gあたりのカロリー

塩分もほぼ同じ

食塩は、チキチキボーンが2.3g、手作りの唐揚げが2.5gでした。下味をしっかりつける料理なので、手作りでも塩分は減らないのです。

皮なしの唐揚げでは、脂質は11.4gまで下がる一方、食塩は2.7gとむしろ多くなりました。衣と下味がある限り、塩分は2g台に入ってきます。

手作りにしても、塩分は減らないんですね。

下味をつける料理なので、衣と味つけがある限り2g台になります。

たんぱく質は手作りが多い

手作りの唐揚げが勝つのは、たんぱく質です。100gあたり24.2gで、チキチキボーンの12.8gの約2倍ありました。

チキチキボーンは衣の割合が大きく、同じ100gでも肉の量が少ないと考えられます。たんぱく質をとりたいなら、手作りに軍配が上がります。

チキチキボーンと唐揚げ・鶏もも焼きの100gあたりのたんぱく質

不安どおりに選ぶと損をする

「添加物が入っているから体に悪い」と考えて、手作りの唐揚げに替えたとしましょう。

添加物は減らせても、カロリーは約2割増え、脂質も塩分も減りません。「手作りだから安心」と多めに食べると、かえって脂質も塩分もとりすぎることになりかねないのです。

添加物を避けたつもりで、カロリーが増えるなんて。

そうなんです。手作りでも、多めに食べれば脂質も塩分も増えます。

チキチキボーンの脂質の割合

チキチキボーンの脂の多さは皮つきもも肉だから

では、チキチキボーンの脂の多さは、揚げ物だからなのでしょうか。

カロリーに占める脂質の割合を出して比べると、揚げずに焼いた鶏ももでも、ほとんど同じ割合でした。順番に見ていきます。

カロリーに占める脂質の割合。チキチキボーン約56%・手作り唐揚げ約53%・もも焼き約57%

焼いても揚げても、あまり変わらないんですね。

脂が多いのは、揚げ方より「皮つきのもも肉」だからなんです。

脂質の割合は約56%

脂質は1gで9kcalとして計算すると、チキチキボーン(新潟工場製)の100gの脂質15.8gは約142kcalです。252kcalのうち約56%が脂質になります。

日本人の食事摂取基準(2025年版)では、食事全体の脂質の目標を20〜30%としています。チキチキボーンだけを見ると、目標より脂質に寄ったおかずです。

おかずなのに、カロリーの半分以上が脂なんですね。

ただ、焼いた鶏ももでも同じくらいです。次の見出しで比べてみましょう。

焼いた鶏ももでも約57%

同じ計算を、皮つきの鶏ももを焼いたものでしてみると、約57%でした。揚げずに焼いても、脂質の割合はチキチキボーンとほぼ同じです。

手作りの唐揚げも約53%で、どれも50%台に並びました。料理の方法で比べるより、何の肉を使うかで割合が決まっているといえます。

鶏もも焼き・チキチキボーン・手作り唐揚げの脂質の割合

脂の多くは皮にある

文部科学省のデータベースで、生の鶏ももを比べると、皮つきの脂質は100gあたり14.2g、皮なしは5.0gでした。

皮を外すだけで、脂質は約3分の1になります。脂質の割合も約40%まで下がりました。同じ肉料理でも部位で差が出るのは、マルシンハンバーグの記事で調べたハンバーグと共通しています。

生の鶏もも100gの脂質 皮つき14.2gと皮なし5.0g

衣の油はどのくらいか

衣にも、揚げ油が吸い込まれています。ただし、チキチキボーンのような衣つきの鶏肉で、衣の油だけが何gかは公表されていません。

分かっているのは、衣が厚いチキンナゲットでも100gの脂質は13.7gで、チキチキボーンとほぼ同じ水準ということです。衣だけが特別に脂を増やしているわけではなさそうです。

衣が特別に脂を増やしているわけではないんですね。

衣の厚いチキンナゲットでも、脂質はほぼ同じ水準でした。

チキチキボーンの添加物

チキチキボーンの添加物は衣の食感を保つ役目

新潟工場製のチキチキボーンには、7つの添加物が使われています。北海道工場製は、そのうち調味料とpH調整剤に、パプリカ粉末を加えた3つです。

結論からいうと、どれも国が認めた使い方の範囲で、名前だけで怖がる必要は小さいものでした。役割ごとに確かめます。

カタカナの名前が多くて、なんとなく不安になります。

何のために入っているかが分かると、印象はかなり変わりますよ。

加工デンプン

加工デンプンは、でん粉に手を加えて、衣のサクサク感や温め直したときの食感を保つためのものです。

食品安全委員会は、加工デンプン11種類について「一日摂取許容量(ADI)を特定する必要はない」と評価しています。通常の使い方なら、上限を決めるほどの心配はないという意味です。

衣のサクサクを保つために入っているんですね。

はい。食品安全委員会も、許容量を決める必要はないと評価しています。

調味料(アミノ酸等)とpH調整剤

調味料(アミノ酸等)の代表は、こんぶのうま味成分と同じグルタミン酸ナトリウムです。JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)は、1日摂取許容量を「特定しない」と評価しています。

pH調整剤は、食品の酸性・アルカリ性の度合いを整えて品質を保つためのものです。一括名での表示が認められた14種類の1つで、中身の物質名までは書かなくてよい決まりになっています。

うま味調味料も、量を気にしなくていいんですね。

国際機関も、1日にとってよい量を数字で決める必要がないと評価しています。

ベーキングパウダーと増粘剤

ベーキングパウダーは、衣を軽くふくらませるためのものです。ホットケーキミックスにも入っている、身近な添加物といえます。

安定剤(HPMC)と増粘剤(キサンタンガム)は、衣の生地にとろみをつけて、肉にむらなく付けるために使われます。衣の食感を整える役割で、北海道工場製には入っていません。

衣をふんわり、むらなく付けるためなんですね。

北海道工場製には入っていないので、気になる方は製造所を見て選べます。

カロテノイド色素とパプリカ粉末

カロテノイド色素は、にんじんやパプリカなどに含まれる黄色〜赤色の色素で、衣をこんがりした色に見せるためのものです。

ネット上には「とりすぎると肌が黄色くなる」と書いた記事もありますが、衣の色づけに使う量で起きるという資料は見つかりませんでした。北海道工場製は、香辛料のパプリカ粉末で色をつけています。

肌が黄色くなるって話は、本当じゃないんですか。

衣の色づけに使う量で起きるという資料は、見つかりませんでした。

チキチキボーンの上手な食べ方

チキチキボーンは1食を半分の量にするのが目安

ここまでの数字から、チキチキボーンで気をつけるのは添加物の数ではなく、塩分と脂質と量だと分かりました。

裏を返せば、量を決めておけば、手軽に使えるおかずです。塩分と脂質をおさえる食べ方を4つまとめます。

チキチキボーンの食べ方の目安。半分の量・皮を残す・汁物と重ねない

お弁当に入れるなら、何本くらいがいいんでしょう。

可食部で50gくらいにすると、食塩は目標量の約15%におさまります。

1食は可食部50gを目安に

可食部100gで食塩2.3gなので、半分の50gなら約1.2gです。成人男性の目標量7.5g未満に対して約15%におさまります。

令和6年の国民健康・栄養調査では、日本人の食塩の平均は9.6gで、すでに目標を超えています。おかずの主役にするより、ほかのおかずと組み合わせて量を控えるのが向いているでしょう。

半分にすれば、塩分は1日の15%くらいなんですね。

ほかのおかずと組み合わせて、主役にしすぎないのがコツです。

気になる日は皮を残す

4章で見たとおり、鶏ももの脂は皮に多く集まっています。生の状態では、皮を外すと脂質は約3分の1でした。

衣つきの皮をすべて外すのは難しいですが、脂が気になる日は、皮の部分を少し残すだけでも脂質は減らせます。

皮を少し残すだけでも、脂は減らせるんですね。

鶏ももの脂は皮に多く集まっているからです。

汁物と塩分を重ねない

淡色辛みそは100gで食塩12.4gなので、みそ汁1杯(みそ12g)で約1.5gになります。チキチキボーン100gと合わせると、それだけで約3.8gです。

チキチキボーンを出す日は、汁物をうす味にするか、具だくさんにして汁を減らすと、1日の合計を目標に近づけられます。

チキチキボーンとみそ汁を合わせた塩分と1日の目標量

子どものお弁当には量を決めて

食事摂取基準では、3〜5歳の食塩の目標量は1日3.5g未満、6〜7歳は4.5g未満です。可食部50gの食塩約1.2gは、3〜5歳の約3分の1にあたります。

大人より目標量が小さいぶん、同じ量でも割合は大きくなります。お弁当に入れるときは、ほかのおかずの味つけを控えめにして、量を先に決めておくと安心です。

子どもだと、50gで1日の3分の1の塩分なんですね。

目標量が小さいぶんです。ほかのおかずの味つけを控えめにすると安心ですよ。

チキチキボーンのよくある質問

チキチキボーンのよくある質問にまとめて回答

ここまでの数字をふまえて、チキチキボーンについて多い疑問にまとめて答えます。

いずれもメーカーの公式表示と、公的機関の資料にもとづいた回答です。

気になる質問だけ拾い読みしてください。

チキチキボーンは添加物がいくつ入っていますか

製造工場で違います。新潟工場製は7つ、北海道工場製は調味料・pH調整剤・パプリカ粉末の3つです。

どちらで作られたかは、パッケージの製造所の表示で確かめられます。

手作りの唐揚げのほうが体にいいですか

添加物は減らせますが、同じ100gで比べると手作りの唐揚げはカロリーが約2割多く、脂質も塩分も減りません。

たんぱく質は手作りのほうが約2倍多いので、目的によって選び分けるのがおすすめです。

チキチキボーンは太りますか

可食部100gで252kcal・脂質15.8gで、カロリーの約56%が脂質です。

ただし焼いた皮つきの鶏ももでも約57%で、揚げ物だから特別に脂が多いわけではありません。量を決めて食べれば、太る原因になるとは言えません。

塩分はどのくらいですか

可食部100gで食塩2.3gで、成人男性の1日の目標量7.5g未満の約31%です。

半分の50gなら約1.2gで、目標量の約15%におさまります。

子どものお弁当に入れても大丈夫ですか

3〜5歳の食塩の目標量は1日3.5g未満で、可食部50gでその約3分の1です。

ほかのおかずの塩分を控えめにして、量を決めて入れてください。卵・乳・小麦を使っているので、アレルギーのある子は表示を確かめてください。

輸入の鶏肉は安全ですか

動物用医薬品には全て残留基準があり、基準を超える食品は輸入も販売も禁止されています(ポジティブリスト制度)。

原料の鶏肉は、日本ハムの公表ではブラジル産とタイ産です。

チキチキボーンについてのまとめ

チキチキボーンは量を決めれば頼れるおかず

チキチキボーンが体に悪いのかを、日本ハムの公式表示と公的機関の資料で確かめてきました。

答えは「添加物の数は工場しだい。気をつけるのは塩分と脂質と量」です。

この記事のポイント
  • 添加物は新潟製7つ・北海道製3つ
  • 可食部100gで252kcal・食塩2.3g
  • 食塩は男性の目標量の約31%
  • 手作り唐揚げはカロリー約2割増
  • 脂の多さは皮つきもも肉だから
  • 1食は可食部50gが目安

添加物を避けて手作りの唐揚げに替えると、同じ100gでカロリーは約2割増えるというのが、今回いちばんの発見でした。

手作りなら安心、と思い込んでいました。量を決めて使うことにします。

それがいちばんです。添加物が気になるなら、北海道工場製を選ぶ手もありますよ。

次にチキチキボーンを買うときは、裏面の製造所の表示を見てみてください。どちらの工場のものかで、添加物の数が分かります。

輸入の原料が気になる方は、パンガシウスの記事もどうぞ。輸入の魚も、国産と同じ残留基準で検査されています。

コンビニの唐揚げを調べたからあげクンの記事もあります。揚げ物を避けてサラダチキンに替えても、梅しそ味なら塩分は約1.4倍になりました。

衣の原材料にある「マルトデキストリン、デキストリン」は、マルトデキストリンの記事で調べました。どちらもでんぷんの分解物で、添加物ではなく食品として「/」より前に書かれています。

成分ラボでは身近な食品を、メーカーの公式表示と国の資料をつき合わせて1つずつ調べています。

同じように肉のおかずを調べたマルシンハンバーグや、冷凍餃子の記事もあわせてどうぞ。

数値についての注記

本記事のチキチキボーンの栄養成分値と原材料は、日本ハム公式サイトの商品情報の値です(2026年10月2日確認)。唐揚げ・鶏もも・チキンナゲット・みその値は文部科学省 食品成分データベースの値です。50gあたりの値と脂質の割合は、これらの表示から計算しています。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。持病のある方や治療中の方は、医師の指示を優先してください。

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