パンダのパッケージでおなじみ、駄菓子屋やコンビニで1本10円前後から買える「おやつカルパス」。
手軽なおつまみですが、「加工肉だから発がん性がある」「添加物が多くて体に悪い」という声を耳にして、気になっている方もいるのではないでしょうか。
- 発がん性があるのか知りたい
- 発色剤やリン酸塩が気になる
- 何本までなら平気か知りたい
- ジャーキーのほうが安心か迷う
そこで、ヤガイ公式の表示をもとに、ビーフジャーキーなどと同じ100kcalにそろえて並べてみました。
結果、脂を避けてビーフジャーキーにすると、塩分はカルパスの約2倍になることが分かりました。
ジャーキーなら脂が少なくて、カルパスより安心だと思っていました……。
脂質が少ないのは本当です。ただ、塩分は増えますし、どちらも同じ「加工肉」なんです。
- 1本3.4gの栄養成分と原材料
- 「大腸がんリスク18%」の条件
- ビーフジャーキーとの比較
- 添加物の中身と食べ方の目安
使う数字は、メーカーの公式表示と、国や国際機関の資料に限りました。
まずは、なぜ「体に悪い」と言われるのかから見ていきましょう。
カルパスが体に悪いと言われる理由


カルパスは、鶏肉や豚脂肪を練って細長く詰めた、ドライソーセージの仲間です。中でもヤガイ(山形県)の「おやつカルパス」は、駄菓子の定番として知られています。
「体に悪い」と言われる理由をたどると、4つに分かれました。数字で裏が取れるものと、条件が抜け落ちて広まったものが混ざっています。
子どものおやつにも買っているので、本当のところが知りたいです。
噂を1つずつ、公式の表示と公的な資料に照らしていきます。
加工肉の発がん性
いちばん多いのは、「WHOが加工肉を発がん性ありと認めた」という話です。カルパスは燻製の風味をつけた肉の加工品なので、加工肉にあたります。
ネット上では「大腸がんリスクが18%上がる」という数字もよく引用されます。ただしこの18%には「毎日50g」という条件がついています。3章でくわしく確かめます。
カルパスも、ハムやウインナーと同じ加工肉なんですね。
そうです。だからこそ「どれくらいの量で」という条件を確かめる必要があります。
発色剤(亜硝酸Na)
原材料の最後にある亜硝酸Naは、肉の色をきれいに保つための発色剤です。「胃の中で発がん物質に変わる」という説明とセットで語られることが多い添加物です。
亜硝酸Naは国が残ってよい量の上限を決めている添加物です。上限の数字は5章で紹介します。
発色剤って聞くだけで、ちょっと怖くなります。
残ってよい量に上限があります。その上限の数字を5章で見ていきましょう。
脂っこさ
1本16kcalと小さいわりに、手で持つと指が少し脂っぽくなります。鶏肉が主原料と聞くとあっさりした印象ですが、2番目の原料は豚脂肪です。
実際に計算すると、カロリーの約73%が脂質でした。2章の数字で確かめましょう。
鶏肉なのに、脂がそんなに多いんですか。
2番目の原料が豚脂肪だからです。原材料の並び順にヒントがあります。
原材料の多さ
原材料名の「/」の後ろには、調味料・リン酸塩・pH調整剤など6つの添加物が並んでいます。数の多さが、不安につながりやすいところです。
一方で、ネット上にはいまの公式表示にない添加物を挙げた記事も見かけます。こちらも2章で、2026年10月時点の表示と照らし合わせます。
添加物が6つもあると、多い気がしちゃいます。
数より中身です。それぞれ何のために入っているかを確かめましょう。
カルパスの栄養成分と原材料


ここからは、ヤガイ公式サイトに載っている「おやつカルパス」の表示を見ていきます。
1本の数字だけでは多いか少ないか分からないので、1日の目標量や、食事全体の目安に対して何%かもあわせて確かめます。


1本0.1gなら、塩分は気にしなくてよさそうですね。
1本ならそうです。ただ、気をつけたいのは脂質の割合と、何本食べるかです。
1本3.4gのカロリーと数値
| 項目 | 1本(3.4g) | 100gあたり |
|---|---|---|
| エネルギー | 16kcal | 481kcal |
| たんぱく質 | 0.8g | 22.7g |
| 脂質 | 1.3g | 39.2g |
| 炭水化物 | 0.3g | 9.5g |
| 食塩相当量 | 0.1g | 3.9g |
| 項目 | 1本(3.4g) |
|---|---|
| エネルギー | 16kcal |
| 脂質 | 1.3g |
| 食塩相当量 | 0.1g |
1本は16kcalと小さな数字です。ただし100gあたりに直すと481kcalで、ポテトチップスに近い数字になります。
なお、ネット上では「たんぱく質0.9g・脂質1.2g」という数字も見かけます。2026年10月時点の公式表示は、たんぱく質0.8g・脂質1.3gでした。
脂質の割合は約73%
脂質は1gで9kcalとして計算すると、100gあたり39.2gで約353kcalです。481kcalのうち約73%が脂質という計算になります。
日本人の食事摂取基準(2025年版)では、食事全体の脂質の目標を20〜30%としています。カルパスは、鶏肉が主原料でも脂に大きく寄ったおつまみです。


食塩は1本0.1g
食塩の目標量は、成人男性7.5g未満・成人女性6.5g未満です。1本0.1gは、男性の目標量の約1%にとどまります。
ただし令和6年の国民健康・栄養調査では、日本人の食塩の平均は9.6gで、すでに目標を超えています。10本、15本と本数が重なると、そのぶん上乗せされていく点は覚えておきましょう。
1本なら、塩分はほとんど気にならないですね。
1本ならそうです。気をつけたいのは、本数が重なったときですね。
原材料は鶏肉と豚脂肪
| 区分 | 表示 |
|---|---|
| 原材料名 | 鶏肉(国産)、豚脂肪、結着材料(粗ゼラチン、でん粉)、糖類(麦芽糖、砂糖)、食塩、豚コラーゲン、香辛料、豚肉 |
| 「/」の後ろ(添加物) | 調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、pH調整剤、酸化防止剤(V.C)、くん液、発色剤(亜硝酸Na) |
原材料は多い順に書く決まりなので、いちばん多いのは国産の鶏肉、2番目が豚脂肪と読み取れます。脂質の割合が高いのは、この豚脂肪によるものです。
表面の皮(ケーシング)にはコラーゲンが使われていて、公式サイトでは牛肉由来の原材料を含むと注意書きがあります。
ネットの原材料は古いことも
ネット上には、カルパスの添加物として「保存料(ソルビン酸K)」や「紅麹色素」を挙げた記事があります。
しかし2026年10月時点の公式表示には、保存料も紅麹色素も載っていません。原材料は変わることがあるので、気になるときは手元のパッケージか公式サイトで確かめるのが確実です。
ネットの情報が、いまの商品と合っていないこともあるんですね。
はい。原材料はリニューアルで変わるので、公式の表示がいちばん確実です。
カルパスの発がん性と18%の条件


カルパスが体に悪いと言われる、いちばん大きな理由が発がん性です。
結論からいうと、「18%」は加工肉を毎日50g食べ続けた場合の数字で、カルパスに直すと毎日約15本にあたります。順番に見ていきましょう。


毎日15本……。そんなに食べたことはないです。
ふつうのおやつの量なら、この数字からはかなり離れています。
グループ1は証拠の強さ
国際がん研究機関(IARC)は2015年、加工肉を「グループ1(ヒトに対して発がん性がある)」に分類しました。たばこやアスベストと同じグループです。
ただしWHOのQ&Aは、この分類は発がん性の証拠がどれだけ確かかを表すもので、どのくらいの量でがんになるかを示すものではないと説明しています。「たばこと同じくらい危ない」という意味ではありません。
たばこと同じグループと聞くと、ドキッとします。
グループは「証拠の確かさ」の分け方です。危なさの大きさとは別の話なんです。
18%は毎日50gの話
IARCの発表には、「加工肉を毎日50g食べるごとに、大腸がんのリスクが18%上がる」と書かれています。
つまり18%は、毎日50gを食べ続けた人と、食べない人を比べた数字です。ネット上で条件を外して「カルパスを食べると18%上がる」と書くのは、正確ではありません。


50gはカルパス約15本
おやつカルパスは1本3.4gなので、50gは約15本です。公式の100gあたりの表示から計算すると、約241kcal・脂質約20g・食塩約2gにあたります。
毎日15本は、駄菓子として食べる量をはっきり超えています。一方、1回に3本ほど食べるなら約10gで、条件の5分の1ほどです。


日本人の平均は1日13g
国立がん研究センターによると、日本人の加工肉の摂取量は1日あたり13g(2013年の国民健康・栄養調査)でした。カルパスに直すと約4本分です。
同センターは、日本人の平均的な量であれば、大腸がんへの影響は「無いか、あっても、小さい」としています。日本人は、世界的に見ても加工肉を食べる量が少ない国の1つです。
日本人の平均だと、カルパス4本分くらいなんですね。
ハムやウインナーも合わせた量です。世界的に見ても少ない国なんですよ。
極端に減らす必要はない
同センターは、肉にはたんぱく質や鉄・亜鉛など体に必要な成分も多いとして、極端に量を制限する必要はないとまとめています。
大事なのは、ハムやウインナーも含めた加工肉の合計を、毎日たくさん食べ続けないことです。カルパスだけを特別に怖がる理由は見当たりませんでした。
まったく食べないほうがいい、というわけではないんですね。
ええ。肉には体に必要な成分も多いので、食べすぎないことが大事です。
ビーフジャーキーとの比較


脂っこさが気になる人が、カルパスの代わりに選びやすいのが、高たんぱくで脂の少ないビーフジャーキーです。
重さもカロリーも商品ごとに違うので、同じ100kcalにそろえて脂質と塩分を並べました。サラミとウインナーもあわせて比べています。


脂質は確かに少ないのに、塩分の棒はジャーキーがいちばん長いですね。
同じカロリーを食べると、塩分はカルパスの約2倍になります。
同じ100kcalで並べる
| 100kcalあたり | おやつカルパス | ビーフジャーキー | サラミ(ドライ) | ウインナー |
|---|---|---|---|---|
| 脂質 | 約8.1g | 約2.6g | 約9.0g | 約9.6g |
| 食塩相当量 | 約0.81g | 約1.58g | 約0.94g | 約0.60g |
| たんぱく質 | 約4.7g | 約18.0g | 約5.7g | 約3.6g |
| 脂質の割合 | 約73% | 約23% | 約81% | 約86% |
| 100kcal | カルパス | ジャーキー |
|---|---|---|
| 脂質 | 約8.1g | 約2.6g |
| 食塩 | 約0.81g | 約1.58g |
脂質の割合で見ると、カルパスの約73%は、サラミの約81%やウインナーの約86%より低い数字でした。加工肉の中では、カルパスが特別に脂っこいわけではないということです。
脂質はジャーキーが約3分の1
100kcalあたりの脂質は、カルパスが約8.1g、ビーフジャーキーが約2.6gでした。ジャーキーはカルパスの約3分の1です。
たんぱく質もジャーキーは約18.0gと、カルパスの約4倍あります。脂を減らしてたんぱく質をとりたい人にとっては、ジャーキーを選ぶ理由になります。


塩分はジャーキーが約2倍
逆転するのが塩分です。100kcalあたりの食塩は、カルパスが約0.81g、ビーフジャーキーが約1.58gでした。
ジャーキーはカルパスの約2倍の塩分です。同じ10gどうしで比べても、カルパスの約0.39gに対してジャーキーは約0.48gで、ジャーキーのほうが多くなります。


ジャーキーも加工肉
WHOのQ&Aでは、加工肉の例としてハム・ソーセージ・コンビーフと並んで、ビーフジャーキーがはっきり挙げられています。
加工肉の定義は「塩漬け・塩せき・発酵・燻製などで、風味や保存性を高めた肉」です。発がん性が心配でカルパスを避けても、ジャーキーに替えれば同じ加工肉を食べていることになります。
ジャーキーなら加工肉じゃないと思っていました。
WHOの資料でも、加工肉の例としてはっきり挙げられています。
不安どおりに選ぶと損をする
「カルパスは脂っこくて体に悪い」と考えて、ビーフジャーキーに替えたとしましょう。
脂質は減る一方で、塩分は増えて、加工肉であることも変わりません。「ジャーキーなら安心」と量を増やすと、かえって塩分をとりすぎることになりかねないのです。
「何を避けるか」より「どれだけ食べるか」で差がつくのは、蒲焼さん太郎の記事で調べた駄菓子とも共通しています。
脂を減らしたつもりが、塩分が増えるんですね。
そうなんです。何を選ぶかより、どれだけ食べるかで差がつきます。
カルパスの添加物


おやつカルパスの添加物は、調味料(アミノ酸等)・リン酸塩(Na)・pH調整剤・酸化防止剤(V.C)・くん液・発色剤(亜硝酸Na)の6つです。
結論からいうと、どれも国が認めた使い方の範囲で、名前だけで怖がる必要は小さいものでした。気になるものから順に確かめます。
亜硝酸Naは、やっぱり怖い名前に聞こえます。
何のために使われていて、どこまで残ってよいと決まっているかを見ましょう。
発色剤(亜硝酸Na)
亜硝酸Naは、肉の赤い色を保ち、ボツリヌス菌などの増殖をおさえる働きもある発色剤です。ハムやウインナーにも広く使われています。
消費者庁の使用基準では、食肉製品に残る量を亜硝酸根として1kgあたり0.070g以下と決めています。カルパス1本3.4gに直すと、上限いっぱいでも約0.24mgです。
1本だと、上限いっぱいでも0.24mgなんですね。
ハムやウインナーにも同じ基準で使われています。カルパスだけが特別に多いわけではありません。
リン酸塩(Na)
リン酸塩は、肉に水分を抱え込ませて、しっとりした食感と結着をよくするための添加物です。
「とりすぎると骨や腎臓に悪い」と言われますが、カルパスに含まれるリンの量は公表されていません。量が分からない以上、カルパスだけで多いとは言えないのが正確なところです。腎臓の病気で食事のリンを控えるよう言われている方は、医師や栄養指導の内容を優先してください。
リンの量が分からないのは、ちょっと不安です。
腎臓の病気で制限がある方は、医師の指示を優先してください。それ以外の方は、量を食べすぎなければ十分です。
調味料(アミノ酸等)とpH調整剤
調味料(アミノ酸等)の代表は、こんぶのうま味成分と同じグルタミン酸ナトリウムです。JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)は、1日摂取許容量を「特定しない」と評価しています。
pH調整剤は、食品の酸っぱさ・アルカリ性の度合いを整えて、品質を保つためのものです。一括名での表示が認められた14種類の1つで、中身の物質名までは書かなくてよい決まりになっています。
「アミノ酸等」は、こんぶのうま味と同じ成分なんですね。
はい。国際機関も、1日にとってよい量を数字で決める必要がないと評価しています。
酸化防止剤(V.C)とくん液
酸化防止剤のV.Cは、ビタミンCのことです。肉の脂が空気にふれて傷むのを防ぐために使われています。
くん液は、木を燻したときの煙の成分を液体にしたもので、燻製の香りをつけるために使われます。煙でいぶす代わりの香りづけと考えると分かりやすいでしょう。
V.Cって、ビタミンCのことだったんですね。
脂が傷むのを防ぐ役目です。くん液は燻製の香りづけですよ。
カルパスの上手な食べ方


ここまでの数字から、カルパスで気をつけるのは添加物の名前ではなく、脂質・塩分と本数だと分かりました。
裏を返せば、本数さえ決めておけば、気軽に楽しめるおつまみです。食べ方の目安を4つまとめます。


1本ずつ包んであるので、数を決めやすいですね。
そうです。3本までなら、食塩は男性の目標量の約5%におさまります。
1回は3本までにする
3本なら48kcal・食塩約0.4g・脂質約4gで、食塩は男性の目標量の約5%です。おやつやおつまみとして、ほかの食事を圧迫しにくい量といえます。
袋から直接食べず、最初に3本だけ出して、残りはしまっておくのがコツです。個包装なので、食べた本数も数えやすくなります。


小さい袋を選ぶ
ヤガイの「ミニおやつカルパス」は1袋20gで、94kcal・食塩0.8gです。カルパス約6本分にあたります。
大袋やBOXを開けると、つい手が伸びがちです。最初から食べる量が決まるので、止めどきに迷う人ほど小袋が向いています。
小袋なら、食べすぎを防げそうです。
最初から量が決まっているので、止めどきに迷わずにすみます。
子どもには本数を決めて
食事摂取基準では、3〜5歳の食塩の目標量は1日3.5g未満です。カルパス3本の食塩約0.4gは、その約11%にあたります。
大人より目標量が小さいぶん、同じ本数でも割合は大きくなります。子どものおやつにするときは、大人より少ない本数を先に決めて渡しましょう。
子どもだと、同じ3本でも割合が大きくなるんですね。
目標量が小さいぶんです。大人より少ない本数を先に決めて渡しましょう。
加工肉が続く日は減らす
朝にハム、昼にウインナーを食べた日は、加工肉がすでに重なっています。そんな日はカルパスの本数を減らすと、1日の合計を抑えられます。
塩分も同じで、ラーメンや漬物など塩気の多い食事と同じ日にたくさん重ねないことが、目標量に近づける近道です。
ハムやウインナーを食べた日は、カルパスを控えめにすればいいんですね。
その日の合計で考えると、自然に量を調整できますよ。
カルパスのよくある質問


ここまでの数字をふまえて、カルパスについて多い疑問にまとめて答えます。
いずれもメーカーの公式表示と、公的機関の資料にもとづいた回答です。
気になる質問だけ拾い読みしてください。
カルパス1本のカロリーはどれくらいですか
1本3.4gで16kcalです。ただし100gに直すと481kcalで、ポテトチップスに近い数字になります。
カロリーの約73%は脂質から来ているため、本数を決めて食べるのがおすすめです。
カルパスに発がん性はありますか
カルパスは加工肉にあたり、加工肉はIARCで「グループ1」に分類されています。ただし、これは証拠の強さの分類で、危険の大きさを表すものではありません。
大腸がんリスク18%は加工肉を毎日50g(カルパス約15本)食べた場合の数字で、国立がん研究センターは日本人の平均的な量なら影響は無いか小さいとしています。
カルパスは1日何本までなら大丈夫ですか
公的に決められた本数はありません。目安として、1回3本なら48kcal・食塩約0.4gで、男性の食塩の目標量の約5%です。
ハムやウインナーなど、ほかの加工肉を食べた日は本数を減らしてください。
ビーフジャーキーのほうが体にいいですか
同じ100kcalで比べると、ジャーキーは脂質がカルパスの約3分の1、たんぱく質は約4倍ですが、塩分は約2倍です。
WHOはビーフジャーキーも加工肉の例に挙げています。発がん性が心配で替えるなら、意味はほとんどありません。
亜硝酸Naは危なくないですか
食肉製品に残る量は、亜硝酸根として1kgあたり0.070g以下と国が上限を決めています。
カルパス1本3.4gに直すと、上限いっぱいでも約0.24mgです。
子どもに食べさせてもいいですか
3〜5歳の食塩の目標量は1日3.5g未満で、カルパス3本でその約11%です。
大人より目標量が小さいので、本数を先に決めて渡すのがおすすめです。
カルパスに保存料は入っていますか
2026年10月時点のヤガイ公式の表示には、保存料は載っていません。紅麹色素も載っていません。
原材料は変わることがあるので、手元のパッケージで確かめてください。
カルパスについてのまとめ


カルパスが体に悪いのかを、ヤガイの公式表示と公的機関の資料で確かめてきました。
答えは「発がん性の18%は毎日15本の話。気をつけるのは脂質・塩分と本数」です。
- 1本3.4gで16kcal・食塩0.1g
- カロリーの約73%が脂質
- 18%は毎日50g=約15本の話
- 日本人の平均は1日約4本分
- 100kcalの塩分はジャーキーが約2倍
- 1回3本までが目安
脂を避けてビーフジャーキーにすると、同じカロリーで塩分はカルパスの約2倍というのが、今回いちばんの発見でした。
ジャーキーなら安心、と思い込んでいました。本数を決めて食べることにします。
それがいちばんです。個包装なので、数を決めるのは簡単ですよ。
次にカルパスを食べるときは、最初に3本だけ出してみてください。それだけで、食塩は1日の目標量の約5%におさまります。
同じおつまみの定番では、さけるチーズの記事もあります。1本25gで80kcal、同じカロリーのしょうゆせんべいに替えると糖質は約20倍でした。






同じおつまみ系のお菓子ではかっぱえびせん、肉の加工食品ではチキチキボーンも調べています。
成分ラボでは身近な食品を、メーカーの公式表示と国の資料をつき合わせて1つずつ調べています。
同じ駄菓子の蒲焼さん太郎や、脂質の割合を調べたマルシンハンバーグの記事もあわせてどうぞ。






本記事のおやつカルパスの栄養成分値と原材料は、ヤガイ公式サイトの商品情報の値です(2026年10月2日確認)。3本・15本・100kcalあたりの値と脂質の割合は、公式の100gあたりの表示から計算しています。ビーフジャーキー・ドライソーセージ・ウインナーソーセージは文部科学省 食品成分データベースの値です。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。持病のある方や治療中の方は、医師の指示を優先してください。







