【比較】リアルゴールドは体に悪い?糖分控えめのペットに替えると1本で糖分2.2倍

リアルゴールドは体に悪い?糖分控えめのペットに替えると1本で糖分2.2倍、と缶とペットボトルを前に驚くナナと微笑むセイジのアイキャッチ

ローヤルゼリーと高麗人参エキス入りで、しゅわっと元気が出そうな「リアルゴールド」。日本コカ・コーラが「エナジードリンクブランド」として売り出している、昔からおなじみの炭酸飲料です。

一方で、「リアルゴールドは糖分が多くてやばい」「添加物だらけで体に悪い」という声を耳にして、飲み続けて大丈夫か気になっている方もいるのではないでしょうか。

リアルゴールドでこんなお悩みありませんか
  • 1本の糖分が多そうで不安
  • 果糖ぶどう糖液糖が気になる
  • 添加物が13種類も入っている
  • 糖分控えめのペットに替えたほうがいいか迷う

そこで、日本コカ・コーラ公式の成分表示をもとに、定番の160ml缶と、100mlあたりの糖分が少ないペットボトルの「ビタミンローヤルパワー」(490ml)を、1本で並べてみました。

結果、糖分控えめのペットに替えると、1本の糖分は約2.2倍になり、甘味料も2つ加わることが分かりました。

糖分控えめのほうを選べば、安心だと思っていました……。

「100mlあたり」と「1本あたり」は、別の数字なんです。順番に確かめていきましょう。

この記事で確かめること
  • 原材料と栄養成分
  • ビタミンローヤルパワーとの比較
  • 果糖ぶどう糖液糖と添加物の正体
  • 飲む量の目安

使う数字は、メーカーの公式表示と国や国際機関の資料に限りました。まずは、なぜ体に悪いと言われるのかから見ていきます。

目次

リアルゴールドが体に悪いと言われる理由

リアルゴールドが体に悪いと言われる理由は3つで、いちばんは糖分と伝えるナナのバナー

リアルゴールドは、日本コカ・コーラの炭酸飲料です。公式の原材料・栄養成分表示では、定番・オリジナル・ビタミンローヤルパワーの3種類が紹介されています。

「体に悪い」「やばい」と言われる理由をたどると、3つに分かれました。中心にあるのは糖分の量への心配です。

疲れたときに、よく飲んでいるんです。

だからこそ、心配の中身をはっきりさせておきたいですね。1つずつ見ていきましょう。

糖分が多い

定番のリアルゴールドは、100mlあたり炭水化物14gです。たんぱく質と脂質は0gなので、エネルギー56kcalのほとんどが糖分から来ています。

参考にした記事でも、糖分の多さがいちばんの懸念として挙げられていました。この心配は、数字の上でも当たっています。2章と3章でくわしく見ます。

甘くて飲みやすいので、つい飲みすぎてしまいます。

どれくらいの量なのかを、国際機関の目安と並べて確かめましょう。

エナジードリンクというイメージ

リアルゴールドは、メーカー自身が「エナジードリンクブランド」と呼んでいます。エナジードリンクと聞くと、カフェインが多いのではと心配になる人もいるでしょう。

ただ、定番の公式表示にカフェインの記載はありません。ペットボトルのビタミンローヤルパワーは、発売時のニュースリリースで「ノンカフェイン」と書かれています。

カフェインが入っていると思っていました。

名前のイメージと中身は、分けて見るのが大事ですね。

添加物が13種類入っている

定番の原材料には、13種類の添加物が並んでいます。名前が多いので、それだけで不安になる人もいるでしょう。

ただ、このうち10種類はビタミンとアミノ酸です。役目は4章で確かめます。

ビタミンも、添加物として書かれるんですね。

そうなんです。数だけで判断せずに、中身を見ていきましょう。

リアルゴールドの原材料と栄養成分

リアルゴールド160ml缶1本で糖分は約22gと説明するセイジのバナー

ここからは、日本コカ・コーラ公式の成分表示で、定番のリアルゴールドの中身を見ていきます。

結果、100mlあたり56kcal・炭水化物14gで、160ml缶1本では糖分が約22.4gでした。

リアルゴールド100mlの原材料と栄養成分。炭水化物14g、添加物13種類のうち10種類はビタミンとアミノ酸

缶が小さいので、少ないと思っていました。

小さい缶でも、100mlあたりの糖分は多めなんです。数字を見ていきましょう。

原材料は果糖ぶどう糖液糖とローヤルゼリー

項目リアルゴールド(定番)
原材料果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ローヤルゼリーエキス、高麗人参エキス
添加物炭酸、香料、ビタミンC、クエン酸、アスパラギン酸Na、ナイアシン、グルタミン酸Na、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンP、フェニルアラニン、イソロイシン、スレオニン
エネルギー56kcal
たんぱく質・脂質0g
炭水化物14g
食塩相当量0.01g
ビタミンC63〜150mg
ナイアシン9mg
ビタミンB2・B6・P各0.8mg
アスパラギン酸11mg
出典:日本コカ・コーラ公式「リアルゴールド」原材料・栄養成分表示(100mlあたり・2026年10月12日確認)

原材料は多く使っている順に書くきまりなので、いちばん多いのは果糖ぶどう糖液糖です。ローヤルゼリーエキスと高麗人参エキスは、そのあとに続きます。

1缶160mlで糖分は約22.4g

定番の容量は、160ml・190ml・250mlの缶です。いちばん小さい160ml缶なら、炭水化物は約22.4g・エネルギーは約90kcalになります。

250ml缶なら炭水化物は35gです。缶の大きさで、とる糖分は大きく変わります。

同じリアルゴールドでも、缶の大きさで違うんですね。

そうなんです。どの缶を飲んだかで、数字を考えてみてください。

ビタミンとアミノ酸が入っている

100mlあたり、ビタミンCが63〜150mg、ナイアシンが9mg、ビタミンB2・B6・Pが各0.8mg入っています。ナイアシン・B2・B6は、ビタミンB群のなかまです。アスパラギン酸も11mg入っています。

ビタミンやアミノ酸はふだんの食事からもとれる栄養です。リアルゴールドで補うというより、飲み物の特徴の1つと考えておくとよいでしょう。

ビタミンが入っているから、体にいいと思っていました。

ビタミンは入っていますが、糖分も一緒に入っていることを忘れないでくださいね。

糖分控えめのペットに替えると

糖分控えめのペットに替えると1本で糖分2.2倍になることを天びんで示すバナー

「糖分が気になるなら、100mlあたりの糖分が少ないペットボトルにすればいい」と考える人もいるでしょう。そこで、同じリアルゴールドのビタミンローヤルパワー(490ml)と、1本で並べてみました。

結果、1本の炭水化物は約22.4gから49.0gへ約2.2倍になり、甘味料も2つ加わりました。

定番160ml缶とビタミンローヤルパワー490mlの1本あたりの比較。ペットは糖分約2.2倍で甘味料2つと着色料入り

糖分控えめのはずなのに、1本だと増えるんですね。

100mlあたりは少なくても、量が約3倍だからです。数字を見ていきましょう。

1本の糖分は約2.2倍になる

1本あたり定番 160ml缶ビタミンローヤルパワー 490ml
エネルギー約90kcal196kcal
炭水化物約22.4g49.0g
ビタミンC約101〜240mg約1,005〜1,397mg
甘味料なしアセスルファムK、スクラロース
着色料なし紅花黄、カロチン
出典:日本コカ・コーラ公式 原材料・栄養成分表示、ニュースリリース(2025年3月27日)(100mlあたりの値を容量に合わせて計算)

糖分控えめのペットに替えると、1本の糖分は約2.2倍になります。「控えめ」は100mlあたりの話で、1本の量ではありません。

100mlあたりでは3割少ない

リアルゴールドの糖分を100mlあたりと1本あたりで比べた図。ペット1本は49gでWHOの望ましい量の約2倍

100mlあたりで比べると、定番の炭水化物14gに対して、ビタミンローヤルパワーは10gです。たしかに3割ほど少ない数字です。

ところが、容量は160mlと490mlで約3倍の差があります。1本を飲みきると、WHOが「さらに望ましい」とする1日約25gの約2倍になります。

100mlの数字だけ見て、安心していました。

飲み物は、1本の量で考えるのがいちばん分かりやすいですよ。

甘味料2つと着色料が加わる

ビタミンローヤルパワーには、定番にはない甘味料(アセスルファムK・スクラロース)と着色料(紅花黄・カロチン)が入っています。

糖分を減らすぶん、甘味料で甘さを補っていると考えられます。甘味料が気になって定番を選んでいた人は、この点も知っておきましょう。甘味料入りの飲み物は、レッドブル シュガーフリーの記事でも調べています。

糖分を減らすと、甘味料が入るんですね。

そうなんです。何を避けたいかで、選ぶほうが変わりますね。

リアルゴールドの果糖ぶどう糖液糖と添加物

添加物13種類のうち10種類は栄養成分と伝えるナナのバナー

次は、「果糖ぶどう糖液糖が危ない」「添加物が多い」という不安を確かめます。添加物は13種類で、どれも国が使用を認めたものです。

結果、気をつけるのは糖分の量で、添加物の10種類はビタミンとアミノ酸でした。

リアルゴールド定番の添加物13種類の役目。ビタミン5種類とアミノ酸5種類、炭酸・香料・クエン酸

13種類と聞くと、多く感じます。

名前が並ぶと多く見えますね。中身を見ていきましょう。

果糖ぶどう糖液糖も糖分の1つ

果糖ぶどう糖液糖は、でんぷんから作るぶどう糖と果糖がまざった液状の糖です。砂糖と同じく、WHOが減らすようすすめる「遊離糖類」に入ります。

種類よりも、1本でどれだけとるかが大事です。定番160ml缶なら約22.4g、ペット490mlなら49.0gでした。

名前より、量を見ればいいんですね。

そうなんです。どの缶やボトルを飲むかで、量が決まりますよ。

10種類はビタミンとアミノ酸

ビタミンC・ナイアシン・ビタミンB2・B6・Pのビタミン5種類と、アスパラギン酸Na・グルタミン酸Na・フェニルアラニン・イソロイシン・スレオニンのアミノ酸5種類が入っています。

残りの3つは、炭酸・香料・クエン酸です。しゅわっとした刺激・香り・すっぱさをつけるためのもので、どれも日本では厚生労働省が使用を認めています。

添加物の中身を知ると、少し安心しました。

添加物よりも、やはり糖分の量を見るのが大事ですね。

甘味料の評価

ビタミンローヤルパワーに入っているアセスルファムKは、国の資料で、JECFAによる1日に摂ってよい量の目安が体重1kgあたり15mgと示されています。スクラロースも、国が使用を認めた甘味料です。

WHOの2023年の指針は、体重を減らす目的で甘味料を使わないようにという内容で、甘味料を危険と判断したものではありません。栄養ドリンク系の飲み物は、オロナミンCの記事でも比べています。

甘味料も、目安の量が決められているんですね。

そうなんです。気になる人は、甘味料の入っていない定番を選ぶのも1つの方法ですよ。

リアルゴールドの飲む量の目安

リアルゴールドの飲む量の目安は1日1本の小さい缶と伝えるセイジとナナのバナー

では、リアルゴールドとはどう付き合えばよいのでしょうか。答えは、1日1本までにして、ペットボトルは何回かに分けて飲むことです。

定番160ml缶1本の糖分は約22.4gで、WHOの「さらに望ましい」約25gの中におさまります。

1日1本なら、守れそうです。

小さい缶を選ぶだけで、ずいぶん違いますよ。

1日1本の小さい缶にする

定番を選ぶなら、いちばん小さい160ml缶にしておくと、糖分を約22.4gにおさえられます。250ml缶だと35gになります。

疲れたときに飲むなら、1日1本を目安にしましょう。毎日続けて飲むなら、ほかの甘い飲み物やお菓子は控えめにすると安心です。

いつも大きい缶を選んでいました。

缶の大きさを選ぶのも、立派な糖分対策ですよ。

ペットは何回かに分ける

490mlのペットボトルは、1回で飲みきらず、何回かに分けて飲むのがおすすめです。半分の245mlなら、炭水化物は約24.5gです。

ふたを閉められるペットボトルの良さを生かして、コップに注いで飲むと量を決めやすくなります。

ペットボトルだと、つい全部飲んでしまいます。

コップに注ぐだけで、飲む量がはっきりしますよ。

ふだんの水分は水かお茶で

リアルゴールドは、のどが渇いたときの水代わりにしないことが大切です。毎日の水分は、水やお茶でとりましょう。

エナジー系の飲み物と飲み比べたい人は、ドデカミンの記事も参考にしてください。飲む場面を決めておくと、とりすぎを防げます。

疲れたときだけ、と決めておきます。

それがいちばん簡単な対策ですね。

リアルゴールドのよくある質問

リアルゴールドのよくある6つの疑問に数字で答えるナナのバナー

ここまでの数字をふまえて、リアルゴールドについて多い疑問にまとめて答えます。

気になる質問だけ拾い読みしてください。

リアルゴールドは体に悪いですか

特別に体に悪い飲み物ではありませんが、100mlあたり炭水化物14gと、糖分は多めといえるでしょう。

定番160ml缶なら1本で約22.4gです。1日1本までを目安にしてください。

リアルゴールドにカフェインは入っていますか

定番の公式の栄養成分表示に、カフェインの記載はありません。

ペットボトルのビタミンローヤルパワーは、発売時のニュースリリースで「ノンカフェイン」とされています。

ビタミンローヤルパワーのほうが体にいいですか

100mlあたりの炭水化物は10gと定番より3割少ないですが、490mlなので1本では49.0gと、定番160ml缶の約2.2倍です。

さらに甘味料(アセスルファムK・スクラロース)と着色料が加わります。

リアルゴールドの添加物は危険ですか

添加物は13種類ですが、そのうち10種類はビタミンとアミノ酸です。

残りは炭酸・香料・クエン酸で、どれも国が使用を認めた添加物です。

毎日飲んでも大丈夫ですか

定番160ml缶1本なら糖分は約22.4gで、WHOが「さらに望ましい」とする1日約25gにおさまります。

ほかの甘い飲み物やお菓子と重ねないようにすれば、1日1本なら大きな心配はないでしょう。

子どもに飲ませても大丈夫ですか

カフェインの記載はありませんが、糖分は多めです。

子どもは体が小さいので、160ml缶を何回かに分けるなど、大人より少なめを意識してください。

リアルゴールドは体に悪いかのまとめ

控えめの文字より1本の量を見る、とまとめるセイジとナナのバナー

リアルゴールドは体に悪いのかを、日本コカ・コーラ公式の成分表示と国や国際機関の資料で確かめてきました。

答えは「体に悪い飲み物ではないが、糖分は多め。1日1本の小さい缶にする」です。

この記事のポイント
  • 100mlで炭水化物14g・56kcal
  • 160ml缶1本で糖分約22.4g
  • ペット490mlは1本で約2.2倍
  • ペットには甘味料2つと着色料
  • 添加物の10種類はビタミンとアミノ酸
  • 1日1本までが目安

糖分控えめのペットに替えると、1本の糖分は約2.2倍になり、甘味料も2つ加わるというのが、今回いちばんの発見でした。

「控えめ」と書いてあっても、1本の量を見ないといけないんですね。

そのとおりです。100mlあたりより1本あたり。これがいちばん大事なポイントですよ。

次にリアルゴールドを選ぶときは、缶やボトルの大きさも見てみてください。

ほかの甘い飲み物と比べたい方は、カルピスの記事も参考にしてください。原液はコップ1杯(200ml)で炭水化物22gで、原液と水を1対4で計って作るのがポイントでした。

成分ラボでは身近な食品を、メーカーの表示と国の資料をつき合わせて1つずつ調べています。ほかのエナジー系の飲み物の記事も、あわせてどうぞ。

数値についての注記

本記事の原材料と栄養成分は、日本コカ・コーラ公式の「リアルゴールド」原材料・栄養成分表示です(100mlあたり・2026年10月12日確認)。容量とビタミンローヤルパワーの「ノンカフェイン」は日本コカ・コーラのニュースリリース(2025年3月27日)によります。1本あたりの値は、100mlあたりの値を容量に合わせて計算しました。遊離糖類の目安はWHOのガイドライン(2015年)、甘味料の指針はWHOの発表(2023年)、アセスルファムKの摂取目安は厚生省の報道発表資料(1999年)に記載されたJECFAの評価によります。商品の中身は変わることがあるため、購入時はパッケージの表示を確かめてください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療に代わるものではありません。糖尿病などで糖分を制限している方や治療中の方は、医師の指示を優先してください。

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